小学館、今後も漫画・書籍の映像化は「取り組む」 セクシー田中さん問題受け「作家の意向を第一に尊重」

2024年06月03日 15:06

芸能

小学館、今後も漫画・書籍の映像化は「取り組む」 セクシー田中さん問題受け「作家の意向を第一に尊重」
小学館 Photo By スポニチ
 小学館は3日、昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題について、調査結果を公表。同社のコミック・書籍などの映像化については、「今後も取り組む」とした上で、3つの指針を表明した。
 同社は本件に対し、PDF文書90枚の「特別調査委員会による調査報告書公表および映像化指針策定のお知らせ」とPDF文書1枚の「映像化指針」を掲載。報告書には映像化までの経緯や、芦原さんのこれまでの映像化された作品の詳細、同社の問題点などが記載されていた。

 再発防止策などを提示した上で「当社刊行作品の映像化に関する、今後の指針について」の姿勢として、今後もメディアミックスは「続ける」ことを宣言。「当社はこれまで、当社刊行のコミックス・書籍等の映像化につきましては、作家の皆様からお預かりしている作品の魅力や面白さをより多くの方々にお伝えし、楽しんでいただくために、積極的に進めてまいりました。今後もこれまでと変わらず、作家の皆様がゼロから創り上げた作品を広め、持続的、永続的なものとなるよう映像化に取り組んでまいりますが、以下の指針を徹底する所存です」と、今後の映像化に向けた指針を発表した。

 小学館の発表は以下の通り。

 (1)映像化許諾を検討するにあたり、作家の皆様のご意思やご希望を確認し、そのご意向を第一に尊重した文書を作成し、映像制作者側と協議、交渉いたします。

 (2)映像化の検討段階から正式な許諾段階までの、映像化における各段階に適した文書(作家の皆様のご要望、許諾の条件、展開内容などを記載した文書)を作成し、作家の皆様に逐一確認をとりながら、映像制作者側と進めてまいります。

 (3)社内における映像化への理解を深め、さらに知見を広げるために、社内セミナーを適宜実施してまいります。これまで以上に作家の皆様が安心して執筆、作画に集中いただける環境をつくり、良好なコミュニケーションを図れるよう奮励努力し、ご意向を十全に汲み取った映像化を目指してまいります。

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