小学館 「セクシー田中さん」問題、再発防止へ 「契約書締結の早期化」「窓口の一本化が不可欠」

2024年06月03日 19:15

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小学館 「セクシー田中さん」問題、再発防止へ 「契約書締結の早期化」「窓口の一本化が不可欠」
小学館 Photo By スポニチ
 小学館は3日、昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題について、調査結果を公表した。改変の契約書に関して、小学館と日本テレビで相違があったことを明らかにした。
 同社は公式サイト上に、PDF文書90枚の「特別調査委員会による調査報告書公表および映像化指針策定のお知らせ」とPDF文書1枚の「映像化指針」を掲載した。報告書には映像化までの経緯や芦原さんのこれまでの映像化された作品の詳細、本件の問題点などが記載された。

 日本テレビとの間では、契約条件を巡って「認識の違いが生まれている」とし、メールという客観的資料があっても相違が発生したとしている。さらに「テレビドラマ化の契約締結は、放映開始後になることもある」とも併記した。

 再発防止策の一つとして、「契約の見える化」を掲げた。

 「契約書締結の早期化」として、3月の引き合いから6月10日の放映開始決定まで2か月があったとして、「例えばプロットが提示された辺りから契約準備はできるようにも思われる。放映に至らなければ無駄な作業を強いることになるし、相手方が事前の契約交渉に応じなければ実行できないが、本事案をきっかけとし検討する価値があると思う」と指摘した。

 また、契約締結に時間を要する際の対処や当事者を含めたさまざまな混乱回避のため、「窓口の一本化が不可欠」であるとした。

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