服部六段が森本四段に156手で勝利で、3期連続王将戦2次予選進出 初挑戦するM-1同様、熱い夏に
2024年06月03日 19:14
芸能
![服部六段が森本四段に156手で勝利で、3期連続王将戦2次予選進出 初挑戦するM-1同様、熱い夏に](/entertainment/news/2024/06/03/jpeg/20240603s000413F2573000p_view.webp)
その過程で森本は自王のコビンを開けた37手目▲3六歩を終局後、悔いた。「仕掛けを与えてしまった。そこからは作戦負けくらい」。38手目△5五歩と応じた服部は、右金を50手目△5三金、52手目△4四金、68手目△5五金と活用。森本は69手目▲5七歩に残り48分から31分を投入したが、直後70手目△4四角に今度は服部が「良くなかった。もう少しうまい手を探したかった」。反省の弁を連ね、難解な中盤戦が続いた。
結果的には森本が93手目▲6六角と攻防に放った角が思ったほど働かなかった。服部が100手目△7六歩と桂取りに打った歩をと金にし、左辺から右辺へと攻撃参加させた速度計算が生きた。
勝った服部は3期連続で2次予選進出した。「結果だけ見ればそこは大きい。もう一度リーグに入りたい」。総勢7人が総当たりで6局ずつ指し、1人挑戦、3人残留、3人陥落という過酷リーグ。第72期は渡辺明九段(40)、永瀬拓矢九段(31)に勝利したが2勝4敗で陥落した。
2次予選と並行し、冨田誠也五段(28)とのコンビ「もぐら兄弟」でM―1グランプリにも初挑戦する。「1回でも多くネタをやりたい」と意気込む、趣味のお笑いと同様、熱い夏にする。