服部六段が森本四段に156手で勝利で、3期連続王将戦2次予選進出 初挑戦するM-1同様、熱い夏に

2024年06月03日 19:14

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服部六段が森本四段に156手で勝利で、3期連続王将戦2次予選進出 初挑戦するM-1同様、熱い夏に
王将戦1次予選決勝で森本才跳四段に勝利し、2次予選進出を決めた服部慎一郎六段※記者撮影 Photo By スポニチ
 藤井聡太王将(21)=8冠=への挑戦権を争う、ALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)1次予選は3日、大阪・関西将棋会館で服部慎一郎六段(24)と森本才跳四段(23)の7組決勝が指され、後手服部が156手で勝利した。服部は2期ぶりの挑戦者決定リーグ入りを目指し、2次予選に進出した。
 振り駒の結果、森本が先手になり戦型は振り飛車党・森本の三間飛車に進んだ。森本が石田流へ組み上げ、王はお互いに美濃から銀冠へと発展させた。

 その過程で森本は自王のコビンを開けた37手目▲3六歩を終局後、悔いた。「仕掛けを与えてしまった。そこからは作戦負けくらい」。38手目△5五歩と応じた服部は、右金を50手目△5三金、52手目△4四金、68手目△5五金と活用。森本は69手目▲5七歩に残り48分から31分を投入したが、直後70手目△4四角に今度は服部が「良くなかった。もう少しうまい手を探したかった」。反省の弁を連ね、難解な中盤戦が続いた。

 結果的には森本が93手目▲6六角と攻防に放った角が思ったほど働かなかった。服部が100手目△7六歩と桂取りに打った歩をと金にし、左辺から右辺へと攻撃参加させた速度計算が生きた。

 勝った服部は3期連続で2次予選進出した。「結果だけ見ればそこは大きい。もう一度リーグに入りたい」。総勢7人が総当たりで6局ずつ指し、1人挑戦、3人残留、3人陥落という過酷リーグ。第72期は渡辺明九段(40)、永瀬拓矢九段(31)に勝利したが2勝4敗で陥落した。

 2次予選と並行し、冨田誠也五段(28)とのコンビ「もぐら兄弟」でM―1グランプリにも初挑戦する。「1回でも多くネタをやりたい」と意気込む、趣味のお笑いと同様、熱い夏にする。

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