【高校ラグビー】中部大春日丘 またも花園4強の壁に泣く NO・8浜浦は意地のトライをスタンドの父に

2024年01月03日 13:12

ラグビー

【高校ラグビー】中部大春日丘 またも花園4強の壁に泣く NO・8浜浦は意地のトライをスタンドの父に
<中部大春日丘・佐賀工> 後半、トライを決める中部大春日丘・浜浦(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会準々決勝   佐賀工31―16中部大春日丘 ( 2024年1月3日    花園ラグビー場 )】 13回目の花園出場で初のベスト4を目指した中部大春日丘だが、高いスキルを持つ佐賀工のFWの圧力の前に、悲願達成はならなかった。
 立ち上がりに佐賀工に連続トライを許した中部大春日丘は、高校日本代表候補のNO・8浜浦幸太郎(3年)を中心にした縦への突進で反撃。ここから相手ミスを引き出し、前半11分と20分に1年生FB加藤秀悟がPGを決め、試合の流れを引き寄せようと奮闘した。

 浜浦の父・幸光さんはヤマハのフッカーとして活躍した元ラガーで、現在はサッカーでJ1に昇格した磐田で社長を務めている。父の姿に憧れてラグビーを始め、今回もスタンドの父から「自信を持ってプレーしてこい」と背中を押されていた。後半14分には敵陣前のラックから浜浦が右サイドにアタックをかけ、意地のトライを奪った。

 佐賀工とは前回大会でも3回戦で対戦し、8―9と1点差で涙を飲んでいた。雪辱を誓ったフィフティーンは、最後まで前に出る意識を持ち続けたが、リードを奪うことは出来ずにノーサイドを迎えた。

 ▼宮地真監督 出だし7分での14失点が響いた。何度もこの舞台を経験して、このお客さんの中でやれるようにならないといけない。要所でプレッシャーの中でミスも続いた。よく粘ったと思うが、本当に日本一をとるという精神状態で来られるように。優勝候補を相手に、どれくらい成長を見せられるかというところはチャレンジしました。

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