【高校ラグビー】佐賀工 23年ぶりの4強 高校日本代表候補SH井上が先制トライなど16得点

2024年01月03日 13:29

ラグビー

【高校ラグビー】佐賀工 23年ぶりの4強 高校日本代表候補SH井上が先制トライなど16得点
<中部大春日丘・佐賀工>前半、先制トライを決め喜ぶ佐賀工・井上(右から2人目)=撮影・大森 寛明 Photo By スポニチ
 【第103回全国高校ラグビー大会準々決勝第2試合   佐賀工31―16中部大春日丘 ( 2024年1月3日    花園ラグビー場 )】 高校ジャパン候補は冷静だった。相手ミスからのラインアウトからホールをつなぎ、ゴール正面5メートルでラックになる。SH井上達木(たつき=3年)にはトライできる道が見えていた。ボールを拾うとそのままインゴールに駆け抜けた。井上はキックも成功させて7点を先制する。
 6分には22メートルライン付近中央のラックから井上―SO服部亮太(3年)の高校代表候補がつないでラストパスを受けたWTB内田慎之甫(しんのすけ=2年)がトライした。

 不用意なペナルティーや中部大春日丘の頭脳的なディフェンスで追加点を奪えず、逆に2PGを決められる展開。流れが悪い中、前半最後のプレーで井上が魅せた。22メートルライン付近右サイド。難しい角度の距離のあるPGを難なく決めて17―6とリードを広げた。

 後半は守備で圧力をかけながらボールを奪うと短いパスをつなぎながら縦に進む。3分にロックの高校ジャパン候補・古賀大輝(3年)が中央右にトライした。

 中部大春日丘の粘りに苦しみながら終了寸前のロスタイム34分にWTB内田のトライでとどめを刺した。31―16。ゴールも決めた井上は16得点を挙げて80回大会以来、23年ぶり4強入りの立役者になった。

 CTB大和哲将(やまと・てっしょう)主将(3年)は「1月3日の壁を越えることができて良かった。最後の1本(トライ)はみんなで絶対取ろうと言い合っていた」と勝利の余韻に浸っていた。
 

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