【箱根駅伝】駒大 2季連続3冠ならず 藤田監督「優勝導けず、反省大きい…このままでは終われない」

2024年01月03日 14:24

駅伝

【箱根駅伝】駒大 2季連続3冠ならず 藤田監督「優勝導けず、反省大きい…このままでは終われない」
運営管理車から選手を鼓舞する駒大・藤田監督(撮影・木村 揚輔)  Photo By スポニチ
 【第100回東京箱根間往復大学駅伝 復路 ( 2024年1月3日    神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間109・6キロ )】 史上初の2季連続3冠を狙った駒大は、青学大に完敗して大偉業には届かなかった。青学大から6分35秒遅れの10時間48分0秒(速報値)での2位に終わった。
 昨季3冠に続いて、今季も出雲と全日本を圧倒的な強さで優勝。ライバルの青学大・原監督が「史上最強軍団」というほどの巨大戦力を誇ったが、第100回のメモリアル大会で夢は散った。

 2日の往路は1~3区に1万メートルで日本人学生歴代5位の篠原倖太朗(3年)、同3位の鈴木芽吹(4年)、同2位の佐藤圭汰(2年)と3本柱を並べたが、3区の佐藤が首位から陥落。青学大と2分38秒差の2位で復路のスタートを切った。

 藤田監督が「チームとして戦う姿勢を見せたい」と話して臨んだ運命の5区間。逆襲どころか復路でも突き放され、完敗を喫した。

 あまりにも強すぎた青学大に奪われた「史上最強」の称号。リベンジを期して、駒大がまた走り始める。

 復路を終え、藤田監督は「総合優勝を狙った中で2番ということなので満足はもちろんできない」と肩を落とした。

 「学生は頑張ったけれど箱根は難しい。3区・佐藤が競り負けたことでみんなびっくりしてしまった。十分な記録だが、終わった後は涙だった。あそこからチームとしての想定が狂った。4区の山川は股関節の痛みが10キロから出てきた。6区の帰山も佐藤、山川の悔しさを晴らそうとして気負いになってしまった。この学年の悔しさが必ず来年につながると思う」と語った。

 初めて監督として迎えた箱根駅伝。「優勝に導くことができなかった。反省はすごく大きなものがある。このままでは終われない。駒沢は引き続き強いチームをつくっていくつもり。一丸で頑張っていきたい」と前を向いた。

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