【高校ラグビー】東海大大阪仰星 桐蔭学園に苦杯 湯浅監督「申し訳ない気持ちでいっぱい」

2024年01月03日 12:33

ラグビー

【高校ラグビー】東海大大阪仰星 桐蔭学園に苦杯 湯浅監督「申し訳ない気持ちでいっぱい」
<桐蔭学園・東海大大阪仰星>準決勝進出ならず、涙をこらえてあいさつする東海大大阪仰星フィフティーン(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第103回全国高校ラグビー大会準々決勝第1試合   東海大大阪仰星24―34桐蔭学園 ( 2024年1月3日    花園ラグビー場 )】 相手は選抜優勝大会のAシード・桐蔭学園。東海大大阪仰星は立ち上がりから白い壁の餌食になった。前半2分、桐蔭学園FWの波状攻撃を止められず、中央左にトライを許してしまう。ショックだったのは15分にゴール前のマイボールスクラムを奪われ、そのままトライを奪われた。さらに19分にはドロップゴールを許す東海大大阪仰星には悪夢の時間帯が続いた。
 それでも、大阪第3地区代表はBK戦から活路を見いだした。28分、22メートルライン付近のラックからSH新洸空(あたらし・あきら=3年)―SO阪井優晃(ゆうひ)とつなぎ、途中出場のWTB吉田琉生(るい=2年)が白い壁の右サイドから突破した。相手タックルを引きつけてタッチライン沿いを走ってきたプロップ山中勝晶(3年)にパス。山中が意地のトライを右隅に返した。

 後半は14分にゴール前でチャンスをつかみ左右に展開しながら最後は途中出場のWTB東佑太(1年)が滑り込みながらゴールラインぎりぎりにボールを運んだ。さらに終了間際の28分にはCTB金子健伸(3年)が右中間にトライを決めるとロスタイムにはWTB東が中央に抜け出して左右にパスフェイクしながらそのままこの試合2本目のトライ。ゴールも決まって24―34、10点差に迫った。

 ただ、もう時間がなかった。攻め込まれた桐蔭学園がボールを蹴り出してノーサイドの笛が鳴った。

 湯浅大智監督の第一声は「悔しいです。もったいないですね」。「キックすべきところをしなかったり、攻める位置の部分だったり…。まだまだやるべきことはたくさんあるなと思いました」と振り返った。

 「大阪代表としてトップ4に入れなかったことは申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話したが、Aシードに冷や汗をかかせて大阪代表の意地は見せた。途中交代の1年生、2年生の活躍は新チームの飛躍を予感させる戦いぶりだった。

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