明大 2大会ぶり決勝進出!日本代表・エディー新HCの前で広瀬がキック6本成功

2024年01月03日 04:05

ラグビー

明大 2大会ぶり決勝進出!日本代表・エディー新HCの前で広瀬がキック6本成功
<京産大・明大>後半、ゴールラインに迫る明大・広瀬(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビー全国大学選手権準決勝   明大52―30京産大 ( 2024年1月2日    東京・国立競技場 )】 5大会ぶり14度目の頂点を目指す明大が京産大に52―30で快勝し、2大会ぶりの決勝進出を果たした。左足のケガから復帰したCTB広瀬雄也主将(4年)が6ゴール12得点をマークし、攻めのゲームメークでチーム計8トライを演出。解説で訪れた日本代表のエディー・ジョーンズ新ヘッドコーチ(HC、63)の前でアピールした。3連覇を狙う帝京大は天理大に22―12で勝利。決勝は13日に国立で行われる。
 メイジに頼もしい主将が戻ってきた。広瀬は左足のケガから復帰し、約2カ月ぶりの公式戦。対抗戦からつないでくれた舞台で決勝に進出し「準決勝に立てたのは仲間たちが勝ち進んでくれて、サポートしてくれた人たちのおかげ」と感謝した。

 攻めのゲームメークで日本代表の指揮官をうならせた。19―18と、1点リードで迎えた前半終了間際。PGを狙いやすい位置でペナルティーを獲得したが、手堅く3点ではなく、FWのセットプレーからトライを奪うプランを選んだ。「そこで取り切るのがメイジFWの強み」。主将が作戦を伝えると「FWの目の色が変わった」。狙い通り、敵陣左ゴール手前のラインアウトモールからフッカー松下がインゴールへ。自らコンバージョンも決めて試合を折り返し「後半につながった」と胸を張った。

 この日はジョーンズHCが就任後“初仕事”として、テレビ解説で来場した。放送中には「ヒロセ」を話題とし「素晴らしいコンビネーションやランを見せてくれた。とても感心した」と評価。試合後の会見で言葉を伝え聞いた広瀬は「まずは優勝することが目標で、全てを懸けている」とした上で「エディーさんが見てくれているのはうれしい」と話した。

 創部100周年の今季も残り1試合。広瀬にとっては、明大主将として過ごす時間もあと10日あまりとなった。「自分たちがやってきたラグビーを成功させることで勝ちにつながる」。役者も舞台もそろった。

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