【箱根駅伝】故郷・石川思い力走「走れることが当たり前ではない…石川のために」 城西大6区・久保出

2024年01月03日 17:43

駅伝

【箱根駅伝】故郷・石川思い力走「走れることが当たり前ではない…石川のために」 城西大6区・久保出
<箱根駅伝復路小田原中継所>7区・林(右)にたすきをつなぐ城西大6区・久保出(撮影・島崎忠 Photo By スポニチ
 【第100回東京箱根間往復大学駅伝 復路 ( 2024年1月3日    神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間109・6キロ )】 第100回東京箱根間往復大学駅伝の復路は3日、神奈川・箱根町から東京・大手町までの5区間、109・6キロで行われた。
 急カーブを高速で一気に駆け下りる山下りの6区(箱根芦ノ湖~小田原中継所、20・8キロ)。

 3位でタスキを受けた城西大・久保出雄太は石川県出身。小松大谷を経て城西大入りし、6区を駆けた。

 1日、石川県志賀町で震度7の地震があり、北海道から九州にかけての広い範囲で揺れを観測した。能登地方で観測した地震としては記録が残る1885年以降で最大。同県内では57人の死亡を確認されたほか、甚大な被害が出ている。

 久保出は「石川県がこういう状況で、少しでも元気が出る走りをと思っていた。背負うものが人一倍あったので3位に入れてよかった。走れることが当たり前ではないので走れたことに感謝している」と故郷を思い神妙な表情。

 「初めの3キロで足が固まってきたけど沿道から『石川のために走れ』という声援も聞こえてきた。応援の力はすごいなと思った」と振り返った。

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