【高校ラグビー】大阪桐蔭 春に完敗した「桐蔭対決」へ腹くくった 綾部監督「うちが勝るといったら…」

2024年01月03日 16:55

ラグビー

【高校ラグビー】大阪桐蔭 春に完敗した「桐蔭対決」へ腹くくった 綾部監督「うちが勝るといったら…」
<流通経大柏・大阪桐蔭>接戦を制して準決勝進出を決め、歓喜の大阪桐蔭フィフティーン(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第103回全国高校ラグビー準々決勝   大阪桐蔭19ー13流通経大柏 ( 2024年1月3日    花園ラグビー場 )】 イライラする展開が続いた。前半3分に流通経大柏にPGで先制を許すと、ラックでハンドリングミスからペナルティーを取られるなどボールが進まない。やっと前半14分に見せ場が訪れた。
 左サイド敵陣5メートルのラインアウトをモールでキープ。そのままプロップ西野陽(3年)がゴールラインの先になだれこみ、これが逆転トライとなった。

 それでも大阪桐蔭フィフティーンは落ち着かない。前半終了間際にはライン参加したFB南野将生(まさき=3年)がハンドリングミスからボールを奪われて流通経大柏がトライ。追う展開で前半を終えた。

 後半2分、逆転シーンが再現される。今度は右サイド敵陣5メートルのラインアウト。FWがモールでキープしてプロップ西野がなだれこんでトライ。ゴールも決まって再逆転に成功した。

 試合終了間際にも右サイド5メートルのラインアウトをモールで支配して西野がトライ。粘るノーシード・流通経大柏に19―13と、とどめを刺して5大会ぶりの4強入りを果たした。

 綾部正史監督は3トライの西野を「小柄ですけど、献身的にいつも一生懸命動いてくれて。西野だけじゃなくFW8人が気持ちを一つにしてボールを取りにいけたというのは良かった」と目を細めた。

 準決勝の桐蔭学園については「春の選抜大会で完敗して、その晩に『あと8カ月しかないけど桐蔭学園にちょっとでも対等にできるチームになろうや』というミーティングをした。目標にしてきたチームなんで、対戦するまで負けるわけにはいかなかった。思い切って胸を借ります。うちが勝るといったらロースコアしかないんで、98回大会で優勝した時のああいったゲームしかないと思う」と決戦を見据えていた。

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