【箱根駅伝】9位法大 亡き友のために…喪章つけ力走 坪田監督復路は「シードを確実に狙う」

2024年01月03日 04:21

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【箱根駅伝】9位法大 亡き友のために…喪章つけ力走 坪田監督復路は「シードを確実に狙う」
3区・野田(左)にたすきをつないだ、法大の2区・松永(撮影・木村 揚輔)  Photo By スポニチ
 【第100回東京箱根間往復大学駅伝・往路 ( 2024年1月2日    東京・大手町―箱根・芦ノ湖=5区間107・5キロ )】 一人一人が思いを込めた、法大にとって特別な箱根路だった。昨夏、2年生の高橋彰太さんが急逝。喪章をつけて力走した2区の松永(4年)は「仲間の応援、亡くなった彰太の思い、監督の言葉で粘ろうと思えた」と振り返った。
 高橋さんは中距離選手だったが、長距離でも好タイムをマークしていた。エースの松永は「学年でエースになるんじゃないかと。今年は確実に16人(の登録メンバー)に入ってくるような選手だった」と振り返る。OB会発行の新聞では、各選手がレースを振り返るコーナーで必ず周囲への感謝の言葉をつづっていた。そんな実直な人柄の青年だった。

 エースが集う2区で区間11位という結果に松永は「悔しい思いが強い」と唇をかむが、14位で受けたたすきを13位で渡した。後続も順位を押し上げて往路9位。坪田智夫監督(46)は「5位という目標から外れてしまったが、出し切ってくれた。切り替えてシードを確実に狙う。気持ちで勝負」と言った。亡き友への思いを込め、復路もたすきをつなぐ。

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