アマチュア野球記者が選ぶドリームチーム12人 アマの逸材そろえば阪神にも勝てる?!

2023年09月17日 08:00

野球

アマチュア野球記者が選ぶドリームチーム12人 アマの逸材そろえば阪神にも勝てる?!
トヨタ自動車・嘉陽 Photo By スポニチ
 高校日本代表は「第31回WBSC U18ワールドカップ(W杯)」で悲願の初優勝を果たした。大阪桐蔭・前田悠伍投手(3年)や慶応(神奈川)・丸田湊斗外野手(3年)ら全国から集った逸材が世界の頂点に立った。
 今年はWBCでも世界一に輝き、日本野球界にとって特別な年になった。やはり「ドリームチーム」には夢がある。高校、大学、社会人野球を取材する記者が、アマチュア野球のドリームチームを勝手に選出してみた。

【投手】
先発投手:トヨタ自動車・嘉陽宗一郎(27)
中継ぎ投手:東京ガス・臼井浩(29)
抑え投手:東洋大・細野晴希(21)
(投手寸評)
嘉陽は今夏の都市対抗優勝に大きく貢献。投球の安定度、完成度は抜群で実力はアマチュアトップクラス。年齢を考慮せずプロ入りすれば2ケタ勝利も可能だろう。臼井は直球も変化球も自在に操り、先発、中継ぎ、抑えと、場面を選ばず活躍できる。抑えは文句なしで東洋大の細野。大学代表として臨んだU18との壮行試合では158キロをマーク。1イニングに全集中したときの馬力を披露した。

【捕手】
捕手:上武大・進藤 勇也(大4年)
【内野手】
一塁手:花巻東・佐々木麟太郎(高3年)
二塁手:横浜・緒方 漣(高3年)
三塁手:佐々木 泰(大3年)
遊撃手:明大・宗山 塁(大3年)
(捕手・内野手寸評)
捕手は進藤一択。滑らかなキャッチングと鋭い送球の評価は高く、どこの球団に入っても来年の開幕ベンチ入りが狙える。一塁手・佐々木のスイングは日本人離れした力強さ。将来はメジャーの舞台で本塁打争いも夢ではない。二塁手の緒方はU18で気持ちの強さを見せてくれた。華麗な守備でこれからは大学野球ファンを魅了するだろう。三塁手の佐々木は長打力が魅力。実力者揃いの東都リーグで結果を残している。遊撃手は「天才・宗山」。リーグの打率が3割を切ると記者から不振扱いされるほど打撃技術は抜きん出ている。

【外野手】
外野手:青学大・西川 史礁(大3年)
外野手:山形中央・武田 陸玖(高3年)
外野手:ENEOS・度会隆輝(21)
指名打者:明大・上田 希由翔(大4年)
(指名打者・外野手寸評)
タイプの異なる4人の好打者を選んだ。西川の打撃力は大学代表の中でも存在感があり、プロではDeNA・牧のように1年目から結果を残すかもしれない。二刀流・武田は野手で推したい。ソフトバンク・近藤のような打者になれる素質を秘めている。度会は社会人野球で長打力を伸ばし、高卒3年目と若さも魅力。明大・上田は広角に力強い打球を放ち、4連覇を目指すチームをけん引している。

 高校、大学、社会人から逸材を選出。このメンバーならばセ・リーグを制した阪神にも勝てるかもしれない…、と思わせてくれるほどだ。もし、このチームの一戦を観戦できるなら、3度の飯を抜いてもいい。(記者コラム・柳内 遼平)

おすすめテーマ

2023年09月17日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム