大谷翔平 ベンチに姿見せる 同僚と談笑し笑顔 8月23日以来 GMが今季終了&右肘手術明言

2023年09月17日 10:49

野球

大谷翔平 ベンチに姿見せる 同僚と談笑し笑顔 8月23日以来 GMが今季終了&右肘手術明言
<エンゼルス・タイガース>試合中、ベンチに姿を見せた大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 エンゼルスの大谷翔平投手(29)が16日(日本時間17日)、本拠地で行われたタイガース戦でベンチに姿を見せた。
 この日、ペリー・ミナシアンGM(43)は、エンゼルスタジアムで会見。大谷が15日間のIL(負傷者リスト)に入り、今季を終了することが決まったが近日中に右肘手術に踏み切ることを明言した。

 大谷は同日行われたタイガース戦の試合中にベンチに姿を現した。モニアクとサンドバルの間に挟まり笑顔で観戦。後ろに水原通訳の姿もあった。ベンチに姿を見せたのは9月3日の敵地アスレチックス戦以来、本拠地では右肘じん帯損傷が発覚した8月23日以来。

 3回、ルーキーのシャヌエルがメジャー1号となるソロを放つと両手を挙げて拍手した。シャヌエルがベンチに帰ってくると、沈黙して迎える“サイレントトリートメント”。その後、ハイタッチして祝福した。

 同GMは大谷が前日に右脇腹のMRI検査を受けたことを明かしたうえで「(前日15日の)試合の1回あたりで結果が出てから、彼は荷物をまとめ始めた。近日中に右肘じん帯の手術を受けるだろう。手術方法など詳細は分からない」と話した。

 さらに「彼は早めに手術を受けて2024年に準備したいと考えている。それが彼の考え方。彼は特別な男、特別な選手」と野球への姿勢を絶賛し「(GMに就任後)この3年間、彼に出会えて光栄だった。彼ができるだけ長くここにいることを願っている」と率直な思いを口にした。

 大谷は今月4日(同5日)、試合前の屋外打撃練習中に右脇腹を負傷。予定されていた同日オリオールズ戦のスタメン出場を急きょ回避し、以降、本拠地7連戦を全て欠場した。15日(同16日)のタイガース戦まで11試合連続欠場となっていた。

 タイガース戦後、クラブハウスにある大谷のロッカーからグラブ、バット、スパイク、帽子など野球道具一式がなくなっていた。シーズン終了後のようなロッカーの状態で球団広報は「16日(日本時間17日)に何らかの発表を行う予定」と予告していた。

 大谷は先発した8月23日(同24日)のレッズとのダブルヘッダー第1戦で右肘に異変を生じ、途中降板。登板後の検査で「右肘内側側副じん帯損傷」が判明し、今季の残り試合での登板を回避することが決定した。以降も打者としては出場を続けてきたが、ネズ・バレロ代理人は4日(同5日)の会見で「何らかの医療処置は必要。(決断するまで)あと10、11日だろう」と話しており、予断を許さない状況だった。

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