早大が連勝 島川がバースデー弾「後ろにつなぐ気持ちで」

2023年09月17日 14:34

野球

早大が連勝 島川がバースデー弾「後ろにつなぐ気持ちで」
<東大・早大>6回、2ランを放ち生還しハイタッチをする早大・島川(左)(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【東京六大学野球秋季リーグ戦第2週第2日 2回戦   早大6―2東大 ( 2023年9月17日    神宮 )】 “困った時の島ちゃん”こと島川叶夢(かなむ)内野手(4年=済々黌)が、22歳の誕生日に逆転2ラン。5回まで東大に1点のリードを許した重苦しい展開を6回のひと振りで打開した。
 「僕は監督に信頼されてる選手ではないので1球、1打席が勝負。後ろにつなぐ気持ちで振りました」内角ストレートを会心の1号2ラン。春の早慶戦でも代打で決勝3ランを放っており頼りになる男だ。小宮山悟監督は「(島川は)とぼけたところを期待してるよ」とジョークで切り出したが「リードされて重苦しいムードをひと振りでね、霧が晴れるようにチームを元に戻してくれた」と手放しで喜んだ。

 熊本出身で大竹(現阪神)に憧れ高校―大学と同じ道を歩んだ。4年秋にレギュラーをつかんだ遅咲きは大竹先輩と同じ。投手と打者の違いはあってもコツコツと努力を重ねてきた。今季から先発に回った伊藤樹(2年=仙台育英)もリーグ戦初勝利。「島川さんの逆転弾のお陰で勝ちがつきました」と6回の一発に最敬礼だ。

 今週は4連覇を狙う明大が相手。「とにかく全員で向かっていく。明治を止めたらリーグ戦が盛り上がるでしょう」と指揮官はワセダの意地に賭けてもストップ・ザ・メイジを目指す。

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