巨人新人・門脇がプロ初のサヨナラ打!原監督「気持ちが強い」 大勢復帰戦で救援失敗も3勝目

2023年09月17日 17:27

野球

巨人新人・門脇がプロ初のサヨナラ打!原監督「気持ちが強い」 大勢復帰戦で救援失敗も3勝目
<巨・ヤ>9回、サヨナラ打を放ち、歓喜のウオーターシャワーを浴びる門脇(中央)(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人3―2ヤクルト ( 2023年9月17日    東京D )】 巨人が復帰戦となった守護神・大勢のリリーフ失敗で追いつかれながらも今季9度目のサヨナラ勝ち。東京ドームでのヤクルト戦はこれで6連勝となり、勝率を5割に戻した。
 2―2と追いつかれた直後の9回だった。先頭の岡田が中前打で出塁し、吉川が初球で送りバントを決めて1死二塁。大勢の代打・中山は見逃し三振に倒れて2死となったが、6回に同点アーチを放っている丸が申告敬遠されて2死一、二塁。ここでドラフト4位ルーキーの門脇が打席に入った。

 これまでアマチュア時代も含めてケガをしたことがなく、原監督から「ストロング門脇」とキャンプ中に命名されたルーキー。ストロングなのは体だけではなく、プレッシャーをものともせずファウルで粘った10球目直球を中前へ弾き返してプロ初のサヨナラ打を放った。原監督は殊勲打を放った門脇を熱く抱きしめ「気持ちが強い」と賛辞を送った。

 なお、巨人新人のサヨナラ安打は2018年6月10日の西武戦(東京D)の大城卓三以来5年ぶり12度目となっている。

 先発左腕メンデスが4回、サンタナに16号ソロを被弾して先制を許したが、度重なるピンチをしのいで6回3安打1失点と粘投。打線は0―1で迎えた6回、それまでチームがわずか1安打に抑えられていた相手先発右腕・小沢に対し、途中出場していた丸が初打席で同点の17号ソロ。主砲・岡本和も史上8人目の東京ドーム通算100号となる今季41号ソロで続いて勝ち越した。

 だが、2―1の9回に4番手として登板した大勢が先頭・サンタナに左翼線二塁打されたあと、オスナの右飛で三進を許し、中村の右犠飛で同点。メンデスの来日6勝目が消滅した。

 大勢は右上肢のコンディション不良で戦列を離れており、今季14セーブ目を挙げた6月23日の広島戦(マツダ)以来86日ぶりの1軍マウンドだったが、リリーフ失敗。それでも味方のサヨナラ勝ちで今季3勝目をマークしている。

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