エンゼルス・ネビン監督 一時は大谷の戦列復帰示唆も、右脇腹の状態良化せず「昨日彼はガッカリしていた」

2023年09月17日 07:21

野球

エンゼルス・ネビン監督 一時は大谷の戦列復帰示唆も、右脇腹の状態良化せず「昨日彼はガッカリしていた」
エンゼルス・ネビン監督 Photo By スポニチ
 エンゼルスのフィル・ネビン監督(52)が16日(日本時間17日)、エンゼルスタジアムでのタイガース戦前に会見に応じ、この日、15日間のIL(負傷者リスト)に入り、今季を終了することが決まった大谷翔平投手(29)の心中を慮った。
 大谷は今月4日(同5日)、試合前の屋外打撃練習中に右脇腹を負傷。予定されていた同日オリオールズ戦のスタメン出場を急きょ回避し、以降、本拠地7連戦を全て欠場した。15日(同16日)のタイガース戦まで11試合連続欠場となった。

 一時はタイガース戦での復帰を示唆していた同監督だが「昨日、彼が室内ケージの中でスイングした後、状態が良くなかったようでMRI検査を受けに行った」と証言。「彼はおそらく検査すれば何かが見つかるだろうと知っていて、ただそうしなければならないという事実を知ってガッカリしていました。だから昨日彼はガッカリしていた」と厳しい表情で話した。

 大谷は14試合を残してシーズンを終えることになったが、投打両面でチームの勝利に多く貢献してきた。投手としては23試合に登板し、10勝5敗、防御率3・14。打者としては打率・304、44本塁打、95打点、20盗塁と投打両面で文句のない成績を残した。2年連続で2桁勝利を挙げ、3年連続規定打席到達で初のシーズン3割をマーク。指揮官は「彼がMVPだ。満票だろう」と2年ぶり2度目のリーグMVP獲得を強烈に後押しした。

 この日スタジアム内で会見したミナシアンGMによると、大谷は前日15日に右脇腹のMRI検査を受け「(15日の)試合の1回あたりで結果が出てから、彼は荷物をまとめ始めた」という。「近日中に右肘じん帯の手術を受けるだろう。手術方法など詳細は分からない」と手術の可能性も明言した。

 タイガース戦後、クラブハウスにある大谷のロッカーからグラブ、バット、スパイク、帽子など野球道具一式がなくなっていた。シーズン終了後のようなロッカーの状態が“異変”を表していた。

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