久留米大が“ジャイアントキリング” 田中&池田が零封リレー 西南大に今季初黒星つけた 

2023年09月17日 05:00

野球

久留米大が“ジャイアントキリング” 田中&池田が零封リレー 西南大に今季初黒星つけた 
<西南大・久留米大>零封リレーで抑えた久留米大の田中(左)と池田 Photo By スポニチ
 【九州六大学野球第3週1日目   久留米大4―0西南大 ( 2023年9月16日    福岡・小郡球場 )】 第3週1日目の3試合が行われ、久留米大が春秋連覇を目指す西南大に今季初黒星をつけた。久留米大はリーグ戦初先発の田中栄伍(2年)が5回を3安打、救援の池田幸之介(2年)が4回を2安打に抑え、4―0の零封で2勝目(3敗)を挙げた。西南大は開幕4連勝でストップ。3季ぶりの優勝を狙う福岡大は5つの内野悪送球が失点にからむ苦しい展開だったが、辛くも6―5で九国大を下し開幕5連勝。九国大は同5連敗。九大は4―1で北九大を下し、ともに今季2勝3敗。
 久留米大が“ジャイアントキリング”を果たした。立役者は2年生の右腕コンビ。まずはリーグ戦初先発の田中が好投を見せた。「緊張したが野手やベンチから声をかけてもらいリラックスできた。緩急を意識して投げた」。直球の最速は132キロ止まり。それでも緩いチェンジアップを巧みに使い、西南大打線を詰まらせた。4回1死二、三塁のピンチは2者連続空振り三振で危機脱出。失点を防いだ。

 6回からは同じ2年生右腕で仲のいい池田が好リリーフ。「先週(福岡大戦)はコントロールが甘くなっていたので1週間、しっかり走り込んでフォームを安定させた。今日はその成果が出た」と4回を2安打無四球に抑え、田中の初勝利をアシストした。

 昨秋、今春とも5勝の最多勝をマークしたリーグ屈指の右腕、西南大・茶屋野を下しての価値ある金星。「後半戦に勢いが出る」と田中。池田も「3位以内に入ってユニバ大会出場が目標」とチームの今季初連勝に胸を張った。(中島 泉)

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