巨人・原監督 86日ぶりに復帰した大勢の救援失敗も「緊張あった」とかばい「また次に向かう」

2023年09月17日 19:35

野球

巨人・原監督 86日ぶりに復帰した大勢の救援失敗も「緊張あった」とかばい「また次に向かう」
<巨・ヤ>サヨナラ勝ちに喜ぶ原監督(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人3―2ヤクルト ( 2023年9月17日    東京D )】 右上肢のコンディション不良で戦列を離れていた巨人の守護神・大勢投手(24)が9月17日のヤクルト戦(東京D)で6月23日の広島戦(マツダ)以来86日ぶりに1軍登板するも1点リードを守れず、リリーフ失敗。それでも味方打線が直後にサヨナラ勝ちを決めて今季3勝目を手にした。
 2―1で迎えた9回に4番手として登板。最初に打席へ迎えたサンタナへの初球直球は外角低めに決まり、150キロを計測。だが、2球目の真ん中高めスライダーを左翼線二塁打とされた。

 ライン際への打球に原監督がリクエストするも判定は覆らず、無死二塁。オスナの右飛でサンタナの代走・丸山和が三塁へ進むと、中村の右犠飛で同点の本塁生還を許した。続く長岡を中飛に仕留めてこの回を投げ切ったが、登板を終えてベンチに座った大勢は長時間うつむいたまま動けなくなった。

 だが、味方打線が奮起した。大勢が追いつかれた直後のその裏、先頭の岡田が中前打で出塁し、吉川が初球で送りバントを決めて1死二塁。大勢の代打・中山は見逃し三振に倒れて2死となったが、6回に同点アーチを放っている丸が申告敬遠されて2死一、二塁。ここで1年後輩のドラフト4位ルーキー門脇がファウルで粘った10球目を中前に弾き返してプロ初のサヨナラ打を放った。

 門脇は長野らチームメートたちから祝福のウォーターシャワーを受け、原監督からは力いっぱい抱きしめられて笑顔。だが、大勢に笑顔はなかった。

 試合後、大勢の投球について聞かれた原監督は「かなり本人も緊張あったでしょう。1点で抑えたというところでね、また次に向かうというところでいいと思います」とまずはかばい、さらに「きょうはマウンドに上がれたということと、あそこを1点で抑えたという。もう一つ言うならば、勝ち星が付いたというところ。それでさっき言った言葉でいいと思います」と話していた。

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