川藤幸三氏 18年ぶりV阪神は「若さと経験のバランスがいい」 突出した選手不在も「地味じゃない」

2023年09月17日 17:21

野球

川藤幸三氏 18年ぶりV阪神は「若さと経験のバランスがいい」 突出した選手不在も「地味じゃない」
阪神OB会長の川藤幸三氏 Photo By スポニチ
 阪神の川藤幸三球団OB会長(74)が17日、TBS系情報番組「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に生出演。18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神の強さについて持論を展開した。
 番組では阪神について突出した選手がおらず本塁打数は12球団でも下から2番目となる73本。ただ、総得点は12球団トップの518得点。3割打者も不在ながら“恐怖の8番”木浪から得点圏打率12球団トップの1番・近本(得点圏打率.383)という8番から1番に繋がる切れ目ない打線が武器。さらに四球の数も12球団トップで地道に出塁してコツコツ返す野球が徹底されたと紹介された。(※データは全て16日終了時)

 上記数字から司会の関口宏が「言ってみれば今年は地味なチームだったんですよね?」と質問すると、川藤氏は「そう思われますけど、ワシから見たら地味じゃないです」と返答。「一番大きなポイントは若さと“歳をとった選手”の経験、この2つのバランスが抜群にいいです。だから戦前の予想ではタイガースは最長齢が32歳だったんです。この若さで一年間大丈夫かいな?と危惧しとったんですが、よう考えたらそこに監督、ヘッドコーチ、バッテリーコーチこの3人が前回優勝時の首脳陣なんです。それと(打撃コーチの)今岡、ピッチングコーチの安藤と久保田、彼らも優勝経験がある。選手の若さと、この首脳陣の経験がきちんとスクラムを組んだ。だからバランスが抜群にいいんです」と力説。

 続けて「四球なんかでもそうなんです。四球は時によったらヒット以上の価値があります。特に先頭打者の四球って敵も完璧に嫌がるんです。攻撃する側の立場からするとオッシャ!これは行けるぞと。(相手は)逃げとるやないかと、それでガンガン行けるんです。だから効果が大きいんです」と持論を展開。「あと犠牲フライも大きいです。3割打者がいないでしょ。自らを犠牲にする気持ちが一つ(表れている)なんですよ」とアピールした。

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