大谷 23年シーズン突然の幕切れもMVP最有力 二刀流極みの44発…本塁打王も“当確”

2023年09月17日 02:30

野球

大谷 23年シーズン突然の幕切れもMVP最有力 二刀流極みの44発…本塁打王も“当確”
エンゼルスの大谷翔平(AP) Photo By AP
 鮮烈な光を放ったエンゼルス・大谷の2023年シーズンが、このまま終わりを迎えるのか。44本塁打は2位に9本差で、日本選手初となる本塁打王のタイトル獲得はほぼ確実。シーズン完走はならずとも、今年も日米のファンに残した強烈なインパクトは色あせることはない。
 始まりは3月のWBCだった。投打二刀流でチームをけん引し、ハイライトは同21日の米国との決勝。3―2の9回に救援登板した大谷は、最後はエンゼルスの同僚トラウトを空振り三振に仕留めた。大会MVPに輝き侍ジャパンの14年ぶりの世界一に大きく貢献。世界に「Ohtani」の名が響き渡った。

 3月30日のアスレチックス戦では2年連続で開幕投手を務め、6回2安打無失点でシーズンの幕が開けた。打者としての進化も示し、6月30日のダイヤモンドバックス戦では自己最長となる飛距離493フィート(約150.3メートル)の特大弾で両リーグ最速30号。月間15本塁打はア・リーグでは62年ぶり4人目の快挙で、自身3度目の月間MVPも受賞した。

 7月11日にはリーグ最多得票で選出された球宴に3年連続で出場。圧巻のパフォーマンスでファンを熱狂させたのは同27日のタイガース戦だ。ダブルヘッダー第1試合は投手として1安打でメジャー初の完封勝利。第2試合ではDHで2本塁打を放った。ダブルヘッダーで完封し、もう1試合で本塁打を放つのは史上初の快挙。7月も2カ月連続で月間MVPに選ばれた。

 8月9日のジャイアンツ戦で10勝目を挙げ、ベーブ・ルースも達成できなかった2年連続での「2桁勝利&2桁本塁打」を成し遂げた。その後は疲労による故障に苦しみ、右肘のじん帯損傷も発覚。チーム成績も急降下した。それでも自身2度目のMVPも最有力候補。それだけまばゆい光を放った大谷の23年シーズンだった。

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