東出昌大 俳優を始めた意外な?理由「完全なる下心で役者をちょっとやっていたら…仕事が」

2024年02月03日 19:41

芸能

東出昌大 俳優を始めた意外な?理由「完全なる下心で役者をちょっとやっていたら…仕事が」
東出昌大 Photo By スポニチ
 俳優の東出昌大(36)が、3日放送のTOKYO MX「サバンナ高橋の、サウナの神さま」(隔週土曜後5・55)にゲスト出演し、俳優を志すきっかけを語った。
 高校時代に「メンズノンノ」の専属モデルオーディションを受けた。「家に履歴書とか使い捨てカメラとかがあって、ノリで送ったんです」。ところが、このオーディションでグランプリを獲得。モデルとしての活動をスタートさせた。

 1メートル90近い長身に、精かんなマスク。モテそうな要素満載だが、「高校の時クソみたいにモテなかったですね」と、意外な事実を打ち明けた。「剣道部で丸坊主で。僕、ちやほやされたかったんですよ。メンズノンノの専属モデルになったら人生変わるだろうと思っていたら、全然。卒業式もボタン全部残ってたし」。非モテ時代の苦い経験も口にした。

 当初はモデル事務所に所属していた。「普通にバイト感覚で続けてて、卒業してもバイト感覚で続けてて、モデル事務所に6年いたんです」。そんなある日、映画のオーディションの話が来て、合格。撮影に臨んだ。細かい手作業が好きだという東出は高校卒業後、ジュエリーの専門学校に入った。「役者になったら、知名度というのを期待したんですよ。ジュエリーを売りやすくなるんじゃないかと」と、意外な告白。「完全なる下心で役者をちょっとやっていたら、仕事がばーっと続いて。ジュエリーからは離れましたね」と、求められるがままに俳優業へ進んで行ったことを明かした。

 23歳になった2月、前所属事務所から声が掛かり、所属することに。給料は言い値だったという。「“いくら必要だ?”と言われて。“生活するのに。バイトもしないで、芝居のことだけを考える日々を送りなさい。いくら必要?”と言われて。“15万くらいあれば”と言ったら、“じゃあ15万払うから”って」と振り返った。

 その後、初めて出演した映画「桐島、部活やめるってよ」が公開。環境が一気に激変した。「『桐島、部活やめるってよ』という映画の公開と同時に、映画の試写とかを見た関係者の人から、仕事のオファーがいっぱい入ったんですよ。あれよあれよと忙しくなって、芝居の“し”の字もよく分からないけど、とにかく勉強だと思いながらも行った現場では、自分の実力よりも大きいというか、こんなぽっと出でもすごい人たちと共演するというのが4、5年続いて」。実力に見合わない大役も用意されたこともあったという。

 役者として生きる覚悟を決めた作品についても語った。若くして病に倒れた天才棋士・村山聖さんの生涯を描いた16年公開の映画「聖の青春」に、東出は羽生善治役で出演。メガホンをとった森義隆監督から、羽生についての印象的な言葉を聞いたという。「“ブッダはガリガリにやせるまで苦行をしたり、いろんなところに行ってきつい修業もするじゃないですか。人生とか人とか命というものを求めるために。それは修羅の道だと。羽生さんもそうだと思う”と監督が言ってて」。東出は「なるほどな、誰も行ったところのない景色を見ている人は、それくらいばーっとやったんだろうなと思いましたね」と振り返った。

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