漫画家・水瀬藍氏 小学館編集者一同の声明受け「現場は戦ってると言ってくれた。現場の力を信じます」

2024年02月08日 20:30

芸能

漫画家・水瀬藍氏 小学館編集者一同の声明受け「現場は戦ってると言ってくれた。現場の力を信じます」
水瀬藍氏の公式X(@namidausagi)から
 「ハチミツにはつこい」「なみだうさぎ~制服の片想い~」などで知られる漫画家の水瀬藍氏が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)の急死を受け、この日、小学館の「第一コミック局編集者一同」が声明を発表したことに「現場の力を信じます」とコメントした。
 水瀬氏は前日、「小学館…ガッカリだよ」などとつぶやいていたが、この日の編集者一同の声明を受けて「編集さん達が会社とは別に発表することは大変な事だと思います。ありがとうございます」と投稿。前日の投稿後には「すぐ沢山の編集さんからメッセージをもらいました」といい、「不安にさせて申し訳ないと、現場は戦ってると言ってくれました。現場の力を信じます」と記した。

 編集者一同による声明は「作家の皆様 読者の皆様 関係者の皆様へ」へ向けたもので、「本メッセージは、我々現場の編集者が書いているものです」と前置き。ドラマ制作において「著者の意向が尊重されることは当たり前のこと」とし、「守られるべき権利を守りたいと声を上げることに、勇気が必要な状況であってはならない。私たち編集者がついていながら、このようなことを感じさせたことが悔やまれてなりません」とつづった。

 そして芦原さんの意向をドラマ制作側に伝え、交渉していたのは「弊社の担当編集者とメディア担当者」とし、「弊社からドラマ制作サイドに意向をお伝えし、原作者である先生にご納得いただけるまで脚本を修正していただき、ご意向が反映された内容で放送されたものがドラマ版『セクシー田中さん』です」と説明。

 最後に「プチコミック」の執筆者や読者へ向けて「私たちが声を挙げるのが遅かったため、多くのご心配をおかけし申し訳ありませんでした」と謝罪。「プチコミック編集部が芦原妃名子先生に寄り添い、共にあったと信じてくださったこと、感謝に堪えません。その優しさに甘えず、これまで以上に漫画家の皆様に安心して作品を作っていただくため、私たちは対策を考え続けます」とメッセージを送っている。

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