【王将戦】菅井八段「頑張って生きるしかないので頑張ります(笑い)。ハイッ!」藤井王将に4連敗も笑顔

2024年02月08日 19:20

芸能

【王将戦】菅井八段「頑張って生きるしかないので頑張ります(笑い)。ハイッ!」藤井王将に4連敗も笑顔
<第73期ALSOK杯王将戦第4局・2日目>対局を終え感想戦に臨む菅井八段(左)、藤井王将(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 将棋の第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第4局は7、8の両日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で指され、菅井竜也八段(31)が藤井聡太王将(21)=8冠=に121手で敗れた。菅井は通算0勝4敗でタイトル奪取はならなかった。藤井は王将戦3連覇、そして大山康晴15世名人を抜く新記録、タイトル戦20連覇を達成した。
 対局は開始から約20分で乱戦模様かと思われたが、攻めの主導権を巡って深く読み合う展開に。構想力の問われる一局になったが、菅井の56手目△3六馬に対し、藤井が▲1六飛と着手。直前に菅井が指した一手を無効化する手で藤井が優位に立ち、じわじわと攻められる。菅井は耐え忍んだが、4連敗で王将戦を終えた。

 対局後、菅井はがっくりとうなだれ「自分の研究不足が結果に出たと思う」と力なく話した。シリーズ全局を得意の振り飛車で臨んだが、藤井相手に効果的な将棋を指すことができず、今後に向けては、「戦い方を変えるとか、何か大きな変化が必要かもしれない」との発言もあった。

 しかし大盤解説で感想を問われた際には気持ちを切り替えられたのか笑顔を見せ、「あまり言うことないんですけどね(笑い)。いろんなものが不足していたのかなと感じています。本当に1局目から応援してくださってありがとうございます。また、明日からも頑張りましょう(笑い)。ハイッ!」とショックを感じさせなかった。

 そしてファンへのメッセージを問われると「応援してもらった方に申し訳ない。それと将棋ファンの方に、もうちょっと対抗形特有の中終盤の戦いを見てもらいたかったですけど、やっぱりいろんな作戦とか、準備不足が目立ちましたね。まあ、明日からも頑張って生きるしかないので頑張ります(笑い)。ハイッ!」と語っていた。

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