小学館“編集者一同”声明 森川ジョージ氏は称賛「覚悟と誠意がこもっています。立派だと思います」
2024年02月08日 21:28
芸能
声明の内容について、森川氏は「おそらく現場判断で造反にも似た悲痛な叫びです。覚悟と誠意がこもっています。見えなかっただけで内部の現場や漫画家さん達は声を挙げていると思っていました」とコメント。「憶測で誰かを糾弾するより、もう少しこの誠実な声に耳を傾けてみませんか」と、ユーザーに問いかけていた。
スポニチ本紙の取材では、芦原さんが急死したことを受け、小学館が6日に社員向けの説明会を開いたことが判明。同社関係者によると、現時点で同社が今回の件に関する経緯などを社外発信する予定はないとの説明があった。芦原さんが問題の経緯をつづったSNSへの投稿を削除したことを理由に、「故人の遺志にそぐわない」との説明だったが、社員の間には困惑が広がっていたという。
こうした経緯がありながら、「編集者一同」名義で出された声明。森川氏は「じくじたる思いでこの数日間を過ごしたのは第三者ではない近くにいた人達です」とし、「立派だと思います」と称賛。「心ある声には心ある対応を、と思います」と、あらためて呼びかけていた。
同編集部の声明は「芦原妃名子先生の訃報に接し、私たち第一コミック局編集者一同は、深い悲しみと共に、強い悔恨の中にいます」と書き出し、「本メッセージは、我々現場の編集者が書いているものです」と前置き。編集者としての芦原さんへの思いや、読者・作家への謝罪、再発防止への取り組みなどをしたためたものだった。