【王将戦】藤井王将 不滅の大記録、年間最高勝率・855更新へ現在勝率・872 中原16世名人超え射程

2024年02月08日 17:59

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【王将戦】藤井王将 不滅の大記録、年間最高勝率・855更新へ現在勝率・872 中原16世名人超え射程
<第73期ALSOK杯王将戦第4局・2日目>熟考する藤井王将(撮影・藤山 由理、大城 有生希、会津 智海、光山 貴大) Photo By スポニチ
 藤井聡太王将(21)=8冠=が菅井竜也八段(31)の挑戦を受けた第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は藤井のストレート4連勝により3連覇で終えた。これにより藤井は今年度成績を41勝6敗、勝率・872に伸ばし、歴代最高・855を上回って3月末まで残り2カ月足らずの戦いへ臨む。
 歴代最高は中原誠16世名人(76)が67年度に樹立した47勝8敗、・855。ただ、中原はプロデビューを指す四段昇段後、間もない五段時代で、相手がタイトルホルダーや元タイトルホルダーぞろいの今年度の藤井は、より難敵を退けて快挙に挑んでいると言える。

 王将戦を終えたことで全8冠中、残るタイトル戦は4日、富山県魚津市での第1局が持将棋で引き分けとなった棋王戦5番勝負のみ。0勝0敗1分けで臨む第2局は24日、金沢市で行われる。

 また一般棋戦は10日に準決勝、勝てば決勝が待つ朝日杯。そしてすでに準決勝進出しているNHK杯。つまり最大9局ある今年度対局を2敗以内で終えれば、48勝8敗となり、・857で「中原超え」を果たす。

 16年12月のプロデビュー以来、毎年度8割超えの成績を残し、年度末のたびに「中原超え」が取り沙汰されてきた。「年度末まであと2、3局くらいになって意識したら負けたことがある。あと1、2局になれば意識するかも知れません」と藤井は話している。

 45勝8敗で終えた18年度、3月11日に喫した1敗がもし勝ちだったら46勝7敗、・868で更新できた。年度末まで、その動向も注目を集めそうだ。

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