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京都学園大学硬式野球部

2018年03月06日 05:30

社会

京都学園大学硬式野球部
充実した戦力で悲願の大学日本一を目指す京都学園大ナイン Photo By スポニチ
 【プロ注目バッテリーが導く初の大学日本一】
 大学選手権に7度、明治神宮大会に1度の出場を誇る京都学園大硬式野球部。京滋大学野球連盟(1部リーグ)に所属し、15度のリーグ優勝を誇る。今秋ドラフト候補の最速146キロ右腕・川瀬航作投手(新4年=米子松蔭)を擁し、今春のリーグ戦も優勝の本命候補に挙がる。就任10年目を迎える坂根耕世監督(42)の下、初の大学日本一へ突き進む。

 世界No・1の総合モーターメーカー日本電産の永守重信会長兼社長が、3月17日に学校法人京都学園の理事長に就任する。来年に創立50周年を控え、大きな転換期を迎える京都学園大。節目の年を前に、硬式野球部が狙うのは初の大学日本一だ。就任10年目の坂根監督は力強く言いきった。

 「目標は大学日本一です。現状で全国8強に食い込むだけの力はあると思っています。ここにプラスアルファが加われば、今年はさらに上に行ける期待感を抱けるチームです」

 今季スローガンは『CHA・CHA・CHA』に決まった。CHALLENGE、CHANGE、CHANCEの三つを指す。捕手の橋本昂稀主将(新4年=地球環境)は「昨秋リーグ戦2位から優勝へのチャレンジ。そのためにこのままではいけないので、チェンジ。打線は少ないチャンスを確実にものにするという意味です」と説明した。二塁送球タイムは最速で1秒78。プロからも注目を浴びる強肩捕手が部員101人を束ねる。

 戦力は整う。大黒柱は今秋ドラフト候補の右腕・川瀬だ。リーグ優勝へ導いた昨春は3完封を含む計6勝のフル回転。55回1/3を投げ、39奪三振、防御率0・98と抜群の成績を残し、最優秀選手賞、最優秀投手賞、ベストナインの3冠に輝いた。

 サイドから繰り出す直球の最速は146キロ。年明けから複数のプロ球団が視察に訪れる逸材だ。昨春の大学選手権1回戦・大商大戦は8回2/3を2失点と力投したが、惜敗した。雪辱期す今春は「負けない投手になること。目標は5勝0敗」を最低ノルマに掲げる。

 3番を打つ俊足巧打の萠抜(はえぬき)哲哉遊撃手(新4年=綾部)は「挑戦者の気持ちで春に臨みたい。全国で勝ち続けることが目標です」と部員の総意を代弁した。

 硬式野球部の過去最高成績は15年の大学選手権で挙げた1勝だけだが、さらなる高みへ期待は膨らむ。川瀬は「京都学園大の名前を全国にアピールしたい。歴史に名前を刻めるよう、学園史上で一番の成績を残したい」と意気込む。リーグ屈指のバッテリーを軸に、悲願の大学日本一へ駆け上がる。

 ◆川瀬 航作(かわせ・こうさく)1997年(平9)3月2日生まれ、大阪府大阪市出身。東淡路小1年から「淀川エバーグリーンズ」で野球を始め、柴島中では「東淀川リバース」に所属。米子松蔭では1年秋から背番号1でベンチ入り。京都学園大では1年春からリーグ戦に登板し、通算14勝2敗。最速146キロ。持ち球はスライダー、カーブ、ツーシーム、スプリット。50メートル走6秒4、遠投115メートル。1メートル82、86キロ。右投げ右打ち。

 【子どもたちに野球を―坂根監督が新プロジェクト】

 坂根監督は昨年末に『京都野球ファミリープロジェクト』を立ち上げた。野球による地域の活性化、野球離れが進む低年齢層(児童・幼児)への普及などが狙いだ。発起人でもある指揮官は「子どもたちが野球に触れ合う機会をもっと増やしたい」と言葉に力を込めた。

 プロジェクトは壮大だ。幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、社会人チームのあらゆる世代を巻き込んで縦の組織づくりを目指すというもの。学童軟式野球・クラブチーム、亀岡硬式・軟式野球クラブ・中学校軟式野球、亀岡高校・南丹高校、京都学園大学、佐川印刷が連携し、野球教室などを通してつながりを深めていくのが狙いだ。

 亀岡高校、南丹高校は春夏通じてまだ甲子園出場はない。亀岡地区の発展に今後も尽力していく構えだ。

 ▽京都学園大学 1969年(昭44)に創立。硬式野球部は1969年創部。京滋大学野球連盟に所属し、リーグ戦優勝15度。主なOBに梅原伸亮(元広島)ら。部員101人(2018年3月現在)。

 【マドンナ図鑑 女子ソフトボール同好会 土田知春さん(新3年)】

 キュートな笑顔が特長の土田知春さん(新3年)。野球一家で育ち自身も高校ではソフトボール部に所属。強豪大学で競技を続ける意向を持っていたが、オープンキャンパスで訪れた同大で女子ソフトボール部立ち上げを誘われ入学を決意。「自分にしかできないことだと思いました」。メンバー集めに苦心しながらも1年時はサークル、2年時は同好会とステップアップしている。今後、公認の部活動となるには大会実績が必須で、同じく人数が不足している他大学との合同チームで春の関西リーグに臨む。普段は男子のソフトボール部と一緒に練習、大会に向けて日々腕を磨いている。

 【魅惑の学食 唐揚げと卵、ボリューム満点で人気「ゆう愛」の「巣ごもり丼」】

 京都亀岡キャンパスにある学生食堂「ゆう愛」の「巣ごもり丼(450グラム)」(520円)はみそ汁もついてボリュームたっぷりの人気の一品。唐揚げ3個と卵2個を使い特製タレをかけ合わせ、甘いながらもしっかりと味がついておりファンは多い。大盛りと同料金だがご飯の量は大盛りよりさらに多く、野球部員の要望で提供し始めたのがきっかけ。今では定番メニューとなった。それに、地元の農家から仕入れる数種類の野菜が入った「ゆう愛サラダ」(100円)を足したセットがおすすめ。営業は午前9時〜午後3時(日祝休)で来月からは夜の営業も再開。一般利用も可。

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