スポニチキャンパススポニチキャンパス

帝塚山学院大女子サッカー部 全学年そろって関西制覇へキックオフ!

2023年03月07日 06:30

社会

帝塚山学院大女子サッカー部 全学年そろって関西制覇へキックオフ!
春季1部リーグ上位進出を目指す女子サッカー部(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 帝塚山学院大(大阪府堺市)の女子サッカー部は、2020年創部ながら第31回全日本大学女子サッカー選手権大会(22年12月24日~23年1月6日)初出場を果たした。今春からは4期生部員の入部で1年生から4年生の全学年がそろう。全国デビューの次のステップに向け、5月開幕予定の関西学生女子サッカー春季1部リーグ上位進出を目指す。
 部員19人でスタートした女子サッカー部は、わずか3年でインカレ(全日本大学女子サッカー選手権)に出場した。1回戦で周南公立大(山口)にPK戦で敗れたが、クラブの歴史に大きな一歩をしるした。

 「選手たちは緊張してしまっていました。(高校時代に)全国大会の舞台を経験したことがない子、またチームが出場していても出番をもらえなかった子たちが多いので、いざ自分がピッチに立つとなると、本来持っているはずの力を発揮することの難しさも経験できた大会だったかなって思います」

 三輪由衣監督(35)は初めての全国大会を振り返った上で「今年は勝負の年になると思っています」と、関西学生女子リーグでの上位常連校となること、さらにリーグ制覇を今後の目標に掲げる。

 大学の強化クラブとして誕生したが、2020年は新型コロナウイルスの感染が広がり始め春季リーグ戦は中止された。秋季2部リーグは5位。翌21年春季2部リーグで優勝し1部昇格を果たしたものの、秋季1部リーグ7位で入れ替え戦の末に残留を決めた。昨年の春季リーグ戦は6位だったが、1年生部員が戦力になり始めた秋季リーグ戦で4位となりインカレ出場切符を手にしたのだった。

 DFの古川陽菜(1年、神村学園)は、高校3年時にインターハイと全日本高校女子選手権の2冠メンバー。兵庫県からサッカーのため神村学園中学に進学し6年間、鹿児島で過ごした。「(高校の先輩がいない大学で)チャレンジしたいっていう思いで入学しました。自分なりに何ができるのかとか、自分の良さが発揮できるのは何だろうって考えながら過ごしていたんですけど、周りに合わせすぎてサッカー面で成長できていなくて。それ以外のところで自分と向き合う時間が多かったのかなって思っています」。大学1年目は思い通りにはいかなかったようだが、2年生となる今年は「初心に返ってチャレンジしようと。目の前のことに全力を尽くす」と、あえて具体的な目標を立てずガムシャラにサッカーに取り組むことを誓っている。

 チーム結成から今春で4年目。新1年生が加わり全学年がそろう今シーズンのさらなる躍進が期待されている。

 【帝塚山学院大女子サッカー部】 2020年創部。女子バレーボール部とともに大学の強化クラブ。21年に関西学生女子サッカー春季リーグ2部で優勝し1部昇格。22年秋季1部リーグで4位に入り、初の全国大会出場を果たした。部員は、3年18人、2年12人、1年12人。今春の新入生は12人(予定)。23年のチームスローガンは「千紫万紅」。彩り豊かに咲き誇れという思いで関西No.1、そして日本一へ、女子サッカーの普及・価値向上と地域活性、社会貢献を目指す。

コラムランキング

バックナンバー

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });