スポニチキャンパススポニチキャンパス

近畿医療専門学校柔道整復学科 日本初!スポーツ科学コース併設 科学的根拠に基づき選手の成長手助け

2023年01月10日 07:00

社会

近畿医療専門学校柔道整復学科 日本初!スポーツ科学コース併設 科学的根拠に基づき選手の成長手助け
測定機器を操作する近畿医療専門学校柔道整復学科・今井(左)(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 近畿医療専門学校柔道整復学科には日本初のスポーツ科学コースが設けられている。柔道整復師が今後、スポーツトレーナーとして、アスリートへのアドバイザーとしての役割がますます増していく中、科学的根拠に基づく具体的なアドバイスができることでその存在感も大きくなるはずだ。
 スポーツ科学コース1期生の今井大貴(2年)は「大学で体育学部だったので、バイオメカニクスの実験の授業を受けたりしていました。そういう学術的なことを学ぶのかなと思っていたのですが、実際はより実践的な内容だったので面白かったですね」と、専門学校内に併設されている研究施設「ARROWZ」で測定した基礎体力データを基にした能力向上など目に見える成果が得られることに興味を持ったという。

 今井自身は、ラグビーの強豪、東海大大阪仰星、東海大でプレーヤーとして在籍したが、高校1年の12月に腰椎分離すべり症と診断され、3年の夏前に復帰するまで時間がかかった経験を持つ。「慢性的なことが原因で起こるケガがあります。(体のことを学び)少しでもケガ予防のお手伝いができれば」と、アスリートの健全な成長に役立ちたいと考えている。

 柔道整復師とともに鍼灸師の資格取得を目指している今井がスポーツ科学を学ぶことで将来アスリートたちにフィードバックされる理論および技術がもたらす影響はどれほどのものか。スポーツ科学のさらなる発展によってスポーツトレーナーの新時代が切り開かれる可能性は高い。

 《寄り添う精神、東京五輪でも》○…アスリートに寄り添う精神は、東京五輪の舞台裏でも生かされた。女子柔道52キロ級金メダリストの阿部詩の付き人として練習の相手をする森和輝さんを学校職員として採用。東京五輪が1年延期となったことで本来の就職先を断って阿部をサポートする森さんに近畿医療専門学校が手を差し伸べた形となった。

コラムランキング

バックナンバー

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });