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【神戸親和大女子バレーボール部】昨年インカレで初の4強 最高の結束力で全国制覇へアタック!

2023年05月09日 06:30

社会

【神戸親和大女子バレーボール部】昨年インカレで初の4強 最高の結束力で全国制覇へアタック!
さらなる飛躍を目指す神戸親和大女子バレーボール部(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 神戸親和大(神戸市北区)女子バレーボール部の新たなチャレンジの一年がスタートした。昨年は第69回全日本バレーボール大学女子選手権(全日本インカレ)で創部初のベスト4という結果を残した。大学は今年度から共学に移行。チームは心機一転、さらなる飛躍を目指していく。
 3年前に完成した体育館(名称は親和アリーナ)の明るい照明の下、女子バレーボール部員たちの顔が輝いていた。今年入学した新入生を含めて総勢35人。強豪大学でイメージするような大所帯ではないが、アットホームで結束力が高いのがチームの特徴だ。

 07年からチームを指揮する山本清和監督(59)は「学生たちは、去年と同じような舞台(全日本インカレ)に立ちたいと思っている。ベスト4で最後の最後に3位決定戦で敗れたのが非常に残念だったようで、もう一度チャレンジし、あわよくば去年よりも上を目指していきたいという目標を掲げている」と、再び全国大会で旋風を巻き起こすことを狙う。

 チームのスタイルは、粘り強いレシーブ力から切り返しを速いテンポでリズムよく相手の隙を突くバレー。昨年のリーグ戦経験のある六車葵晴(4年=宣真)、永江日菜子(4年=九州文化学園)の両エースが速いテンポのコンビネーションバレーの攻撃を担う。六車は「(昨年のチームは)4年生が4人しかいなかったけれど、その存在は偉大だったなと卒業されてあらためて感じました。でも、新入生も多く入部し、チーム力を落とさずさらに上を目指せると思うので頑張りたいです」と、全国大会で結果を出すことを誓う。永江は「去年はチームの雰囲気がどこにも負けてなかったと思います。やはりチーム力が一番大事だと思うので、声をかけていく中で雰囲気をよくすることを一番に心がけていきたいです」と、ゲームキャプテンとしてまとめていくつもりだ。

 左利きのオポジットとして、ポイントゲッターとなっている田中麻帆(3年=札幌山の手)は「(全日本インカレの)ベスト4で、関西・関東のチームもともに多分やってやるぞっていう気持ちで来ると思いますが、それに負けないように昨年の結果におごらず頑張っていきたいと思います」と、今年の抱負を話した。

 女子大から共学へと移行したことを機にユニホームも一新。神戸親和大の新時代を切り開き、関西大学バレーボール春季・秋季リーグ戦、西日本大学選手権(西日本インカレ)、全日本大学選手権の頂点を目指す。

【伝統を受け継ぐ気持ちをフラッグに込めて】

 試合会場の応援席には、中央の「継」の文字とともに部員たちの手形がしるされた大きなフラッグがある。

 4年生が制定した今年のスローガンは「継 努力・笑顔・誠実」。昨年のスローガン「結 目配り・気配り・心配り」で結束力を生み出したチームの雰囲気を継承、さらに前進していく意味が込められている。ゲームキャプテンの永江は「チームとしての一番大事な笑顔でのプレー、努力はもちろん、生活面での誠実さということをみんなで話し合って決めました」と、説明してくれた。

 手形とともに名前や今年の目標などのひと言が添えられている。ひときわ目立つフラッグが試合を見守り、選手たちのモチベーションを高めている。六車も「去年の『結』を継承するためにつなぐ、というスローガンなんです」と、昨年の4年生たちがレガシーとして築き上げたチームの空気を伝統に変えていくことの重要さを話した。

 ▽神戸親和大女子バレーボール部 1967年(昭42)創部。2019年(令元)関西大学バレーボール1部春季リーグ戦で初優勝を果たした。21年(令3)、関西大学バレーボール女子トーナメント(春季リーグ戦代替試合)優勝。22年(令4)1部春季リーグ戦で3年ぶり2度目の優勝を果たした。同年の全日本バレーボール大学女子選手権(全日本インカレ)では部史上初のベスト4。

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