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履正社高サッカー部 今年こそ全国の舞台へ 2大会ぶり4度目の出場目指し、緊張感ある練習

2022年10月04日 05:30

社会

履正社高サッカー部 今年こそ全国の舞台へ 2大会ぶり4度目の出場目指し、緊張感ある練習
<履正社キャンパス>履正社高校サッカー部の3年生ら(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 第101回全国高校サッカー選手権大阪予選は、今月23日から中央トーナメントが開幕する。昨年の決勝戦で阪南大高の前に涙をのんだ履正社高(大阪府豊中市)は、99回大会(20年)以来2大会ぶり4度目の全国の舞台を目指し、激戦区の戦いに挑む。
 大阪・茨木市の高台にある履正社高サッカーグラウンドに平野直樹監督(56)の声が響く。全国高校サッカー選手権大阪予選でシード校が登場してくる中央トーナメントを控えた練習は、緊張感を増していた。

 平野監督は、2年ぶりの選手権出場は十分にチャンスがあると思っているが、激戦区を制するのは容易ではないのも事実だ。

 「相手はあの手この手でやってくる。われわれが押し込んでもなかなか点が取れないとなると、フリーキックとかコーナーキックとか事前にプランを立てられるものに関しては得点の確率は上げたい。我慢されてPK戦になれば(勝敗は)分からなくなる」

 今年のチームは、4月から高円宮杯U―18プレミアリーグ2022のWESTでJリーグのユースチームや西日本の強豪校としのぎを削り、経験値は高い。インターハイにも出場し、2回戦で神村学園を2―0で下しベスト16入りした。J1川崎フロンターレへの入団が内定しているMF名願斗哉やJ2徳島ヴォルティス入団が決まったSB西坂斗和らタレントがそろっている。

 片岡孝太主将は「インターハイは、神村学園に勝ってホッとして3回戦で負けてしまいました。慢心してしまったんです。自分たちはまだまだっていうところ、謙虚にっていうところをベースにやっていかないといけないなと課題を感じました」と選手権予選本番に向けて気持ちを引き締める。

 「今年は個性派が多い。それだけに、まとまれば素晴らしいパフォーマンスを出すが、そうでないと…というふうなところもあるがプレミアリーグ戦を通じて非常に横のつながりが良くはなってきているとは思う」

 平野監督が指導で目指すのは、日本代表になれる選手を育てること。高校時代に花を咲かせる選手もいれば大学進学後に伸びる選手もいる。高校、大学を1ブロックと考えれば「高校の3年間は7年の半分にも達してない」と、選手の“伸びしろ”を念頭に置いたチームづくりを心掛けている。

 ▽履正社高サッカー部 2003年創部。平野直樹監督は部立ち上げから指導し「躍動感に満ちあふれ、スピーディーでテクニカルな観客を魅了する痛快なサッカー」を目指す。今年はチーム2度目のU―18プレミアリーグ(WEST)参加で奮戦中。今年の高校総体(インターハイ)ではベスト16入りした。OBには林大地(シント=トロイデンVV)、町野修斗(湘南ベルマーレ)の日本代表がいる。

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