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【関西医療大サッカー部】学業優先もサッカーへの熱量は負けない 現在関西医療系2部リーグで奮闘

2023年06月06日 06:30

社会

【関西医療大サッカー部】学業優先もサッカーへの熱量は負けない 現在関西医療系2部リーグで奮闘
サッカー部に所属しながら、トレーナーとしてテーピングをする池本(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 大学スポーツは、新型コロナウイルスの感染拡大に大きな影響を受けた。中でも関西医療系サッカーリーグに加盟している関西医療大サッカー部は、20年から3年間、春のリーグ戦、秋の近畿医歯薬サッカートーナメントが中止となり試合出場の機会がなかった。
 今春再開されたリーグ戦に出場した池本明生(3年=大津)は「試合は高校の時以来でした。久しぶりだったので、新鮮でしたけれど試合勘がすぐには戻らなかったです」と3年ぶりの実戦を振り返る。池本は、将来的に鍼灸院の開業を目指しているが、大学でのサッカー生活でも結果を求めたいタイプ。

 サッカー部には大澤のように強豪校で活躍した選手もいて、ポテンシャルは高い。ただ、医療系大学のために実習をはじめとする学業優先で部としての練習は週2回がやっとだという。インカレ(大学選手権)のような全国大会が医療系大学リーグには存在せず、春のリーグ戦、秋のトーナメントが公式戦の全て。サッカー部顧問の増田研一はり灸・スポーツトレーナー学科長は「部員は30~40人ぐらい。しかも、4年生になると実習などで試合出場が難しくなります」と言う。練習は、少ない時は参加部員が10人ちょっとの時もある。部として医療系リーグ1部で3位という実績も残しているものの、現在は2部リーグで戦っている。

 グラウンドは大学構内にあり、人工芝と設備は恵まれている。増田学科長自身、枚方FCでサッカーを始め、和歌山県立医大でもサッカー部に在籍し現在は関西サッカー協会医学委員長を務めるなどサッカー界との関わりは深い。

 大学の部活動としては制約も多い医療系大学リーグの所属。それでも、サッカーと向き合う姿勢は、他大学と比べても熱量が下がることはない。

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