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神戸学院大・大江監督「よその大学と同じことをやっていてはダメ」筋トレ徹底

2022年08月02日 05:30

社会

神戸学院大・大江監督「よその大学と同じことをやっていてはダメ」筋トレ徹底
笑顔を見せる(左から)森田陽子副監督兼コンディショニングコーチ、大江秀和監督(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 大学駅伝では、男子は東高西低状態が続いているが、女子は立命大が全日本大学女子駅伝で最多優勝10回を誇るなど関西勢のレベルは高い。
 それでも、近年の箱根駅伝人気で潤沢な資金を得た関東の大学が女子駅伝強化に乗り出したため選手のスカウティングは難しくなってきている。だからこそ、高校では無名だった選手に力をつけさせるためには練習方法の工夫も必要だ。

 就任8年目の大江秀和監督(60)は「よその大学と同じことをやっていてはダメで、徹底しているのは補強、つまり筋トレですね」と言う。例えば、体幹トレーニングを行うことでブレない走り、安定した走りにつながる。また、姿勢改善で選手の能力向上やケガ防止にアプローチする森田陽子副監督兼コンディショニングコーチ(56)の存在も大きい。大江監督のメニューを消化し、上級生になるにつれて力をつけていくにはハードな練習に耐えられるケガをしない体づくりが必要不可欠だからだ。

 走る姿勢の基本はかかと着地。このフォームを体で覚えさせるために、歩くスピードからジョギングに移るまで意識させる。「選手には新谷仁美さんを例に挙げて話しています。新谷さんは興譲館高校時代、歩いて走って歩いてを繰り返し強くなった選手ですから」(大江監督)と、駅伝の怪物ランナーを手本にさせている。

 ○…地域貢献活動にも力を入れている女子駅伝競走部は、今年3年ぶりにランニング教室を5月から3カ月連続で3度開催した。「参加者は小学生から60代までさまざまです」(大江監督)。また、森田副監督は2年ぶりに部員が参加しての姿勢講座を学生らを対象に実施。姿勢・バランス体操を指導した。コロナ禍で姿勢講座ができなかった時間を利用して「森田陽子式姿勢美人メソッド」DVDを作製し、普及に取り組んでいる。

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