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帝塚山学院大女子サッカー部 1期生それぞれの思い胸にラストシーズンへ
2023年03月07日 06:30
社会
高校時代、一度も公式戦出場経験がない悔しい思いを払拭するために大学でもサッカーを続けたDFの神門風音(3年、大阪学芸)は「卒業後のことはまだ決めていませんが、栄養士の資格を使った仕事をしたい」と考えている。
1期生は、入学時から新型コロナの影響を受けてきた。当初は全体練習ができず、リモートでのトレーニングばかりでお互いを知ることができなかった。2年生になってからはコミュニケーションを深めるためにミーティングの回数を増やし、絆を強くしてきた。
高校時代に全国大会で活躍した下級生の加入でチーム内の競争は激化した。1年生時より試合での出番は減った1期生もいるが、チームが強くなることを一番望んでいるのも1期生の選手たちだ。インカレ出場を果たしながらもピッチに立てなかった千本主将はベンチで声を出し、選手の緊張をほぐすことだけに徹した。
帝塚山学院大女子サッカー部の歴史は、まだ始まったばかり。部の礎を築き、後輩へとバトンを渡す大事な4年目のシーズンとなる。
○…三輪監督は学生主体の部にするため、選手一人一人にプレー以外の仕事を与えている。部内には総務、運営、パフォーマンス、広報、分析、管理の各局があり、それぞれの局内に細分化された役割がある。中でも忙しいとされている広報局は、ブログ更新からSNSでの情報発信、公式サイトのデザイン、プロモーションと部としてのアピールを一手に引き受ける。広報局に属している神門は「SNS全般見てほしいですね」とインスタグラム、ツイッターへのアクセスを呼びかけていた。