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【大阪学院大高 男子バスケ部】タレント軍団で“ダブル全国大会”切符をつかむ

2023年10月03日 05:30

社会

【大阪学院大高 男子バスケ部】タレント軍団で“ダブル全国大会”切符をつかむ
6年ぶりのウインターカップ出場を目指す大阪学院大高男子バスケットボール部(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 大阪学院大高(大阪府吹田市)男子バスケットボール部が6年ぶりのウインターカップ(全国高校バスケットボール選手権)出場を目指し、22日に準決勝戦に臨む。大阪府代表は1チーム。出場権を獲得できれば、2017年以来のインターハイ(高校総体)に続く“W全国大会”出場となる。
 あと2勝だ。4回戦から登場したウインターカップ予選の大阪バスケットボール選手権大会は5回戦、6回戦を順当に勝ち上がりベスト4に進出した。準決勝の相手は近大付。2月の近畿新人大会大阪府予選準々決勝では82―56と大差をつけて勝ったが、対戦から8カ月という時間の経過を考えれば決して油断はできない。

 ウインターカップ出場は過去3度。大阪の出場枠が2校あるインターハイの出場は今夏が7度目だったが、出場1校のウインターカップは、やはり予選突破が難しい。それでも、タレントがそろった今年のチームであれば、勝ち上がれるチャンスは十分にある。

 チームのエースであるSF太田凜(3年)とともに得点源の2本柱となっているSF道澤晴(3年)は「(ウインターカップ出場へ)シュート力、ハンドリングの向上を目指しています」と、高校生活集大成に向けて余念がない。チーム一の身長1メートル90を駆使したリバウンドはもちろん、アウトサイドからのミドルシュートが持ち味。今夏のインターハイは「初戦は少し緊張したけれど、2、3試合目は自分らしいプレーができたと思います」と初の全国大会の舞台で自信をつけた。

 就任20年目の高橋渉監督が「チームになくてはならない存在」と評するシックスマンのSG中島暖登(3年)はフィジカルの強さが際立つ。相手チームの外国人選手とマッチアップする中島は「体を張ったプレーには自信があります。リバウンドやドライブでファウルをもらうプレーも」と頼もしいプレーヤーだ。

 高橋監督は、6年ぶりの“W全国大会”出場を狙う今年のチームを「得点力のある選手が何人かいるのが強み。(監督就任以来)当然、ディフェンスをベースにしてやってきていますが、太田と道澤の両軸になっています」と攻守にバランスの取れていることを特長に挙げる。「花は努力の庭に咲く」と、チームフラッグに掲げる大阪学院大高の戦いぶりに注目だ。

 【大阪学院大高男子バスケットボール部】1959年(昭34)、関西経済学院商高開校とともに創部。76年(昭51)、一時休部となるも79年(昭54)に自主活動で再開し翌年にバスケットボール同好会を立ち上げる。81年(昭56)10月に再び部として昇格した。2004年(平16)、高橋渉監督が就任。08年(平20)に大阪私立高校体育大会で初優勝を果たした。09年(平21)、インターハイとウインターカップに初出場。13年(平25)のインターハイではベスト8に進出した。今年の部員は1年生28人、2年生11人、3年生16人にマネジャー2人。

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