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【近大 男子バレー部】1部リーグ春秋連覇の誇りを胸に全国制覇を目指す

2023年11月07日 05:30

社会

【近大 男子バレー部】1部リーグ春秋連覇の誇りを胸に全国制覇を目指す
近大男子バレーボール部(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 近大(本部・大阪府東大阪市)バレーボール部が悲願の全国制覇を目指し、28日から東京・大田区総合体育館などで行われる第76回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会(開会式は27日)に出場する。今季は春季、秋季リーグ戦ともに1部優勝を果たし戦力は充実しており、全国の舞台での活躍に期待がかかっている。
 今シーズン春秋連覇の近大が関西学生王者の誇りを胸に全国制覇に挑む。全日本バレーボール大学選手権(全日本インカレ)では、第52回大会(1999年)準優勝が最高成績で、関西勢の優勝チームは第31回大会(78年)の大商大以降現れていない。

 光山秀行監督は「今年のチームのポテンシャルは高い。日本一は狙えると思っている。ただ、逆に1回戦で足をすくわれる可能性があるチームだということも分かっている」と、冷静に分析する。リーグ戦で常に高いレベルの試合を余儀なくされる関東の大学と比べて関西は1部上位と下位の実力差もあり、切磋琢磨(せっさたくま)の機会は自然と少なくなってくる。つまり、修羅場を経験してきたかどうかが一発勝負のトーナメントで勝敗を分けるだけに、この環境の差は大きい。

 それでも、エースの後藤陸翔(4年=新田)をはじめ中西武琉(4年=天理)、藤川佳大(3年=天理)のアタッカー陣の攻撃力は高い。なかでも中西は「昨年のインカレは最後、僕のレシーブミスで負けたので悔しかった」と、リベンジに懸ける気持ちは強く「苦しい状況でいかに決めきれるか」を課題に練習してきた。攻撃陣を操るセッターの久保田雄(2年=近江)は「インカレでは、すべてのスパイカーに(相手ブロックが)1枚で打たせるようにしっかり考えてトスを回したい」と冷静なボール回しで活路を開いていくことを誓う。

 また、今年のチームはプレッシャーに強いのも特長だ。光山監督は「委縮しない(でプレーできる)というのは、大舞台で力を発揮できるかどうかの分岐点なんです。勝つか負けるかはエンジョイスポーツの先にあるものじゃない。苦しみを乗り越えてこそ楽しみはある。それを今年のチームはできる可能性を秘めている」と、言葉に力を込めた。

 ▽近大バレーボール部 創部1958年。部員数29人。光山秀行監督が就任した91年以降は、関西学生春季リーグ戦優勝9回、同秋季リーグ戦優勝12回。今年の秋季リーグ戦で6連覇を達成した。関西インカレ10回、西日本インカレ6回の優勝を果たしている。全日本インカレは99年の準優勝が最高成績。

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