【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第8話 道兼のあざは誠か策略か… 権力争いに翻弄されまくる為時

2024年03月03日 17:01

芸能

【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第8話 道兼のあざは誠か策略か… 権力争いに翻弄されまくる為時
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「光る君へ」大河絵第8話 道兼のあざは誠か策略か… 権力争いに翻弄されまくる為時 Photo By スポニチ
 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は3日、第9話が放送される。
 「光る君へ」は、「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」など生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 <※以下、ネタバレ有>

 先週の第8話は「招かれざる者」。打毬を見物した後、藤原斉信(金田哲)らの心無い言葉を聞いたまひろ(吉高由里子)は心中穏やかでない。そんな中、宮中で藤原兼家(段田安則)が倒れる。安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)によるお祓いは効果がなく、藤原道長(柄本佑)ら兄弟が看病。一方、藤原為時(岸谷五朗)を訪ね、藤原道兼(玉置玲央)がまひろの家に突然現れる。まひろはついに母の仇と対峙し…という展開だった。

 内裏の書庫で言葉を交わした為時は道兼の左腕のあざに気づく。道兼は「父に、やられた」「兄も弟も、かわいがられておったのに。病に倒れ、生死の境を彷徨いつつ、私を嫌っておる」と告白。為時は「おつらいことでありますね」と同情した。

 これが端緒となり、道兼は為時の屋敷へ。顔を合わせたまひろは激しく動揺するも、道兼の前で母を想いながらの目を潤ませながら形見の琵琶を弾いた。

 為時「済まなかった…。よく辛抱してくれた」。まひろは「私は道兼を許すことはありません。されど、あの男に自分の気持ちを振り回されるのは、もう嫌なのです。それだけにございます」。

 為時の“虐待話”により、花山天皇(本郷奏多)は道兼に興味。藤原義懐(高橋光臣)の言葉も聞かず、両腕のあざを確認し「病に倒れても、おまえを殴るのか。地獄に堕ちるな、右大臣は!」と高笑いした。

 兼家だけでなく、道兼、花山天皇にも翻ろうされていく為時。ネット上では「ダメ時…」と嘆きの声も。虐待は誠か策略か――。そして宮中にうごめく権力争いの行方は…。兼家が目を覚ます。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

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