ユーロスペースが謝罪 「1%er」上映中止の理由説明 主演・坂口拓が園子温監督の性加害加担疑惑

2024年03月03日 23:14

芸能

ユーロスペースが謝罪 「1%er」上映中止の理由説明 主演・坂口拓が園子温監督の性加害加担疑惑
坂口拓 Photo By スポニチ
 東京都渋谷区の映画館「ユーロスペース」が3日、公式X(旧ツイッター)を更新。3月23日より公開予定だった坂口拓主演の映画「1%er」の上映中止に至った経緯を発表した。
 同館は2日にXで「『1%er』の上映を中止します」と発表。「詳細は後日、お伝えします」としており、3日に新たな投稿で、北條誠人支配人の名義で書面を投稿。「このたびの『1%er ワンパーセンター』で上映中、上映を予定している作品の関係者のみなさまにまで多大なご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪した。

 「『1%er ワンパーセンター』の主演、坂口拓氏が所属する株式会社WiiBERと配給会社から坂口氏の一連の性加害疑惑報道に関し、警察の調査の結果そのような事実がなかったことの説明を受けて上映を決めました。しかし、その判断は慎重さを欠いた不適切なものであったと認めざるをえません。各方面にヒアリングを行うなどの確認、検証を踏まえて上映決定にいたらなかった私が判断を誤りました」と上映の判断を誤ったとした。

 「上映決定の発表後、当館スタッフをふくめ多くのかたがたからご意見をいただきました。『1%er ワンパーセンター』の上映が二次加害を引き起こす可能性があることも認識しました。それらのことを考え、上映中止を決定しました。事実がはっきりしないままでの上映が今は許されないと考えたからです。支配人として判断を誤ったことにより、被害にあわれたかたや支援のかたがた、そして観客のみなさまに多大な心労をおかけしたことを深くお詫びいたします。これからは信頼回復につとめるとともに作品上映が及ぼす影響をより慎重に考えて上映をつづけていきます」と結んだ。

 また、2日には、組織としての表明の前にスタッフ有志一同が意思表明をする異例の展開。「『1%er』の上映に関して(スタッフ有志一同)」とし、文書を投稿。映画の上映を巡る現状について「当該作品の主演・坂口拓氏には園子温監督の性加害に加担した疑惑が報じられており、本人は無実を主張しているものの、未だ問題に決着がついていません。被害に遭った方々への二次加害などを考慮すると、お客様に説明がないままの上映は妥当でなく、スタッフからも延期または中止を求めております」と説明。続けて「こちらのコメントは、劇場責任者に了承を得て投稿いたしました。引き続き関係者一同で協議を進めていきます」とつづっていた。

 坂口は2022年4月に自身のYouTubeチャンネルを更新で園子温氏の「性加害」報道に言及。その被害につながる飲み会に出席していたことを認めて謝罪した。「私としては全くそのような後ろめたいことはなくて。全員が楽しめるように、嫌な思いをする人がいないようにと、注意を払っていたんですけど、このような状態になってしまって後悔しています」と反省していた。

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