演歌歌手三山ひろし(43)が3日、落語家・三山家とさ春の高座名で、師匠の立川志の春(47)と都内で二人会を開いた。
2021年から落語を始めた三山が、歌と落語をミックスさせた新ジャンルの「落語歌謡」に初挑戦。歌謡浪曲のように歌と話を織り交ぜながら古典落語「厩火事」を披露した。9分半の長丁場のネタとなり「頭の中がフル回転。体力を使いますね。立ってやるものですからどう動いて良いのかと思って、難しいところもありますね」と感想。伝統芸能の三大大衆話芸である浪曲、講談、落語を取り入れた作品をつくりたいと考えたことがきっかけ。「三波春夫さんが長編歌謡浪曲を残されたように、私も名を残したい」と話した。
NHK紅白歌合戦では毎年けん玉でギネス世界記録更新に挑戦している。「紅白で落語歌謡は?」と聞かれると「面白いですね。ただ、尺が9分半あるので。短くすると話が伝わらない」と苦笑いした。