自民・田村憲久氏 政倫審での“裏金”説明に「国民の皆様方がどう思っているか分かりませんが…」
2024年03月03日 09:55
芸能
2月29日には、岸田文雄首相と二階派(志帥会)の武田良太事務総長(衆院福岡11区、同1926万円)が審査会に出席。首相は「国民の大きな疑念を招き、政治不信を引き起こした」と謝罪したが、安倍派が22年にいったん中止した資金還流を復活させた過程について明確に説明できなかった。
梅津弥英子アナウンサーが「一連の説明で、説明は十分に尽くされたとお考えですか?」と聞くと、田村氏は「そうですねえ、まあ国民の皆様方がどう思っているか分かりませんが、東京地検特捜部があれだけ全国から人を集めて捜査したわけですよね。結局、起訴できなかったという案件なんです。それを政倫審でやって、検察で言われたこととたぶん同じようなことをおっしゃったんだと思いますので、それ以上のことはなかなか出てくるというのは難しいだろうと」と指摘。その上で「捜査機関があれだけ力を入れて、たぶん起訴しようと思ってやられたんだと思うんですよね。だけどできなかった案件なので、法と証拠に基づいてできなかったものをここで新たなものを出すというのは、なかなか難しいだろうとは思います」とし、「そういう意味では今回のこのような政倫審での対応というものは、検察の中でどうようなことをおっしゃってこられたかということは、つぶさに国民の皆様方には理解していただけたのかなと思いますが、納得いただけるような結果であったかどうかというのは、それは疑問があります」と自身の見解を述べた。