自民・田村憲久氏 政倫審での“裏金”説明に「国民の皆様方がどう思っているか分かりませんが…」

2024年03月03日 09:55

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自民・田村憲久氏 政倫審での“裏金”説明に「国民の皆様方がどう思っているか分かりませんが…」
田村憲久氏 Photo By スポニチ
 自民党の田村憲久政調会長代行が3日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件について言及した。
 裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会に1日、安倍派(清和政策研究会)「5人組」のうち派閥運営に深く関わった松野博一前官房長官(衆院千葉3区、同1051万円)、高木毅前国対委員長(衆院福井2区、同1019万円)、西村康稔前経済産業相(衆院兵庫9区、不記載額100万円)の事務総長経験者3人と、座長を務めた塩谷立元文部科学相(衆院静岡2区、同234万円)の4人が出席した。2022年に安倍派がいったんやめた資金還流の復活を巡り、会長だった安倍晋三元首相死去後の同8月に派閥幹部で協議したとの説明はあったが、いずれも「一切関与していません」と復活主導を否定。最大の論点への明確な証言はなかった。

 2月29日には、岸田文雄首相と二階派(志帥会)の武田良太事務総長(衆院福岡11区、同1926万円)が審査会に出席。首相は「国民の大きな疑念を招き、政治不信を引き起こした」と謝罪したが、安倍派が22年にいったん中止した資金還流を復活させた過程について明確に説明できなかった。

 梅津弥英子アナウンサーが「一連の説明で、説明は十分に尽くされたとお考えですか?」と聞くと、田村氏は「そうですねえ、まあ国民の皆様方がどう思っているか分かりませんが、東京地検特捜部があれだけ全国から人を集めて捜査したわけですよね。結局、起訴できなかったという案件なんです。それを政倫審でやって、検察で言われたこととたぶん同じようなことをおっしゃったんだと思いますので、それ以上のことはなかなか出てくるというのは難しいだろうと」と指摘。その上で「捜査機関があれだけ力を入れて、たぶん起訴しようと思ってやられたんだと思うんですよね。だけどできなかった案件なので、法と証拠に基づいてできなかったものをここで新たなものを出すというのは、なかなか難しいだろうとは思います」とし、「そういう意味では今回のこのような政倫審での対応というものは、検察の中でどうようなことをおっしゃってこられたかということは、つぶさに国民の皆様方には理解していただけたのかなと思いますが、納得いただけるような結果であったかどうかというのは、それは疑問があります」と自身の見解を述べた。

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