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大谷翔平 昨年ドラ1“164キロ右腕”との「天才対決」で貫禄15号も「素晴らしいボール」と相手称える

2024年06月06日 10:48

野球

大谷翔平 昨年ドラ1“164キロ右腕”との「天才対決」で貫禄15号も「素晴らしいボール」と相手称える
3回、スキーンズ(右)から中越えに2ランを放つドジャース・大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース6-10パイレーツ ( 2024年6月5日    ピッツバーグ )】 ドジャースの大谷翔平投手(29)が5日(日本時間6日)、敵地でのパイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場した。初対決となった昨年ドラフト全体1位の最速164キロ右腕ポール・スキーンズ投手(22)から第2打席で5試合ぶりの15号を放つと、第3打席は右前打を放ち、5試合ぶりのマルチ安打をマーク。スキーンズとメジャー史上最速105.8マイル(約170.3キロ)を誇る元祖剛腕アロルディス・チャプマン投手(36)の新旧豪腕と見どころ満載の4打席を見せた。大谷は5打数2安打2打点の活躍も、チームは今季2度目の2桁失点を喫して2連敗を喫した。
 試合後、大谷は15号を含む2安打2打点の活躍について振り返った。「良くなるように毎日やっている。素晴らしいボールでしたし、最初の打席はあまりいいスイングと言えなかった。各打席素晴らしいボールを投げていた。スピードよりもアングルやリリースポイントの方が特徴的だったので、それを頭に入れてスイングした」とコメント。100マイル以上の球を初めて本塁打にしたことは「そもそも100マイルを投げるピッチャーが少ないのでサンプル自体も少ないですけど、手応え自体はどれも変わらないかなと思います」とし、痛めていた左太腿裏については「だいぶ良くなっていると思います」と話した。

 注目の初対決は初回1死走者なしの場面。スキーンズは初球191.3マイル(約163.0キロ)の内角直球で空振りを奪うと、2球目は100.1マイル(約161.0キロ)の内角直球で空振り。3球目はやや外よりの100.8マイル(約162.2キロ)にバットが空を切り、1球もまともにバットに当たらず空振り三振に打ち取られた。

 第1打席で3球三振に仕留められた借りは第2打席できっちり返した。0―7で迎えた3回2死一塁。この打席も速球を2球空振りしてフルカウントと追い込まれたが、6球目の100.1マイル(約161.0キロ)を強振。手応えたっぷりとばかりに捉え、105.6マイル(約169.9キロ)、32度の角度で飛び出した打球は中堅の415フィート(約126.4メートル)地点までかっ飛ばした。

 MLB公式サイトが「天才対決」と表現した注目の対決で、大谷が先輩の貫禄を見せた。3―7で迎えた5回1死一塁での第3打席はカウント1―1から内角高め98.1マイル(約157.8キロ)直球をきっちり捉え、107.6マイル(約173.1キロ)の痛烈な打球で一、二塁間を破って右前に運んだ。

 第4打席はメジャー史上最速105.8マイル(約170.3キロ)を誇る元祖剛腕チャプマンとの対戦。カウント0―2からの3球目は内角に抜けた102.2マイル(約164.4キロ)に大谷も思わず大きな声を上げて飛び上がるように避けた。続く4球目は103マイル(約165.7キロ)に着払いのような空振り三振を喫し、敵地ファンが大歓声を上げた。

 第5打席は6―10の8回2死一、二塁。大谷が打席を迎えると相手ベンチは5番手として右腕ホルダーマンを投入した。相手の暴投もあって二、三塁となり、6球目の内角高めカットボールを高々と右翼ポール際へ打ち上げたが、打球は惜しくもフェンス手前で失速した。

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