楽天が藤井の投打の活躍で交流戦単独首位に浮上 「打たれていたので打ち返してやるぞ」

2024年06月06日 23:26

野球

楽天が藤井の投打の活躍で交流戦単独首位に浮上 「打たれていたので打ち返してやるぞ」
<神・楽>4回、右前に二点適時打を放つ藤井(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 楽天・藤井聖投手(27)が6日、阪神戦で8回途中3安打1失点、7奪三振の好投で4勝目を挙げた。人生初登板だった甲子園での初白星に加え、4回にはプロ4年目で初安打初打点となる右前適時打もマークした。今季初の同一カード3連勝のチームは、19年以来5年ぶりの阪神戦3戦全勝。球団初の甲子園での阪神戦3連勝を飾り、交流戦単独首位に立った。
 藤井は初回に2点の援護をもらったが、3回に落とし穴が待っていた。「絶対打たれたらダメだと、力が入って抜けちゃった…」。1死三塁から投手の西勇に中前適時打を浴び、1点差に迫られた。だが、直後の4回2死一、二塁。プロ3度目の打席で、その西勇の144キロ直球を右前へはじき返した。「打たれていたので打ち返してやるぞ」と強い意識で放ったうれしいプロ初安打初打点だった。

 人生初プレーの聖地で壁も越えた。今季は6度の先発でいずれも5回までに降板。無失点で球数が80球に満たなくても交代を余儀なくされ「信頼を得られるように頑張りたい」と闘志を燃やしてきた。この日は自己最長だった6回も超え、8回のマウンドへ。1死一塁で降板したがチームトップの4勝目を挙げた。今江監督は「得意の粘りで本当によく投げてくれた。チームにとっても非常に大きな存在になっている」と藤井を称えた。

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