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大谷翔平 第4打席は元祖剛腕チャプマンの166キロに空振り三振 164キロが内角に抜け思わず大声も

2024年06月06日 09:47

野球

大谷翔平 第4打席は元祖剛腕チャプマンの166キロに空振り三振 164キロが内角に抜け思わず大声も
5回、スキーンズ(左)から右前打を放つドジャース・大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース-パイレーツ ( 2024年6月5日    ピッツバーグ )】 ドジャースの大谷翔平投手(29)が5日(日本時間6日)、敵地でのパイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場。初対決となった昨年ドラフト全体1位の最速164キロ右腕ポール・スキーンズ投手(22)から第2打席で5試合ぶりの15号を放つと、第3打席は右前打を放ち、5試合ぶりのマルチ安打をマークした。
 第4打席はメジャー史上最速105.8マイル(約170.3キロ)を誇る元祖剛腕チャプマンとの対戦。カウント0―2からの3球目は内角に抜けた102.2マイル(約164.4キロ)に大谷も思わず大きな声を上げて飛び上がるように避けた。続く4球目は103マイル(約165.7キロ)に着払いのような空振り三振を喫した。

 MLB公式サイトが「天才対決」と表現した注目の対決で、大谷が先輩の貫禄を見せた。3―7で迎えた5回1死一塁での第3打席はカウント1―1から内角高め98.1マイル(約157.8キロ)直球をきっちり捉え、107.6マイル(約173.1キロ)の痛烈な打球で一、二塁間を破って右前に運んだ。

 注目の初対決は初回1死走者なしの場面。スキーンズは初球191.3マイル(約163.0キロ)の内角直球で空振りを奪うと、2球目は100.1マイル(約161.0キロ)の内角直球で空振り。3球目はやや外よりの100.8マイル(約162.2キロ)にバットが空を切り、1球もまともにバットに当たらず空振り三振に打ち取られた。

 第1打席で3球三振に仕留められた借りは第2打席できっちり返した。0―7で迎えた3回2死一塁。この打席も速球を2球空振りしてフルカウントと追い込まれたが、6球目の100.1マイル(約161.0キロ)を強振。手応えたっぷりとばかりに捉え、105.6マイル(約169.9キロ)、32度の角度で飛び出した打球は中堅の415フィート(約126.4メートル)地点までかっ飛ばした。

 「Fireballing right―hander(火の玉右腕)」と称されるスキーンズは高校卒業後には空軍士官学校に進学。2022年7月にルイジアナ州立大に転校し、2023年にはカレッジ・ワールドシリーズでチームを優勝に導き、昨年ドラフト全体1位でパイレーツに入団した。最速164キロを誇り、大学時代には投手と捕手の二刀流でプレーしていたことでも知られる。2人の対決は試合前から全米で注目を集めていた。

 大谷は前日、同じく22歳で160キロ超の速球を武器とする剛腕ジョーンズに空振り三振、遊ゴロ併殺、空振り三振と3打席凡退。8回に3番手左腕チャプマンから中前打を放ち2試合ぶりの安打をマークしたものの4打数1安打に終わった。6月に入って3試合は10打数2安打5三振と調子を落としている。

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