三菱重工West竹田“完全復活”証明の都市対抗出場「このために…」 最速タイ153キロ、8回2失点

2024年06月06日 23:17

野球

 【都市対抗野球大会近畿地区2次予選第3代表決定戦   三菱重工West6―2日本製鉄瀬戸内 ( 2024年6月6日    わかさスタジアム京都 )】 三菱重工Westが日本製鉄瀬戸内を6―2で破り、第95回都市対抗野球大会(7月19日から12日間、東京ドーム)へ4年連続40度目の出場を決めた。
 先発した竹田祐が8回7安打2失点(自責1)の力投で本戦出場に導いた。

 「かなり緊張したんですけど、粘り強く投げられたと思います」

 3回に自己最速に並ぶ153キロを計測したように、序盤から力を制限せずに飛ばした。

 6―0の7回から2イニング連続の失点を許したものの、4点優勢として9回のマウンドを鷲尾昂哉に譲り、「プロ注目右腕リレー」で試合を締めた。

 入社2年目で迎えた昨年は本調子を発揮できず、ドラフト指名漏れを経験した。「去年が全然ダメだったので、この予選と本戦のために冬の練習を頑張ってきた」と雪辱を期す都市対抗予選だった。

 今回の予選では4試合中3試合に先発するフル回転で貢献。日本生命戦では、NPB11球団が視察する前で8回途中2失点とアピールし、ドラフト戦線に再浮上するほどに評価を高めた。

 昨年の本戦ではJR東日本との1回戦で3回2/3、5失点で敗戦投手になった。「去年は打たれたので、JR東日本と当たってやり返したいです」と決意を新たにした。

 ◇竹田 祐(たけだ・ゆう)1999年(平11)7月5日生まれ、大阪府大東市出身の24歳。住道南小2年からオール住道で野球を始め、住道中では生駒ボーイズに所属。履正社では1年秋から遊撃手でレギュラー、2年春から投手。同秋からエースとなり17年選抜準優勝。明大ではリーグ戦通算11勝。三菱重工Westでは、1年目の22年から都市対抗と日本選手権に登板。1メートル84、93キロ。右投げ右打ち。 

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