「曲者」レジェンド・元木大介氏が東京D“帰還”クセ球始球式に騒然 隠し球は不発…原前監督のモノマネも

2024年06月06日 17:54

野球

「曲者」レジェンド・元木大介氏が東京D“帰還”クセ球始球式に騒然 隠し球は不発…原前監督のモノマネも
<巨・ロ>レジェンド始球式に登場した元木大介さん(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 昨季まで5年間にわたって巨人のコーチを務めていた元木大介氏(52)が6日、巨人―ロッテ(東京ドーム)前のファーストピッチに登場。剛球を披露し、スタンドを沸かせた。
 「レジェンズデー」と銘打って行われた交流戦のロッテ3連戦。初戦の堀内恒夫元監督、前日のアレックス・ラミレス氏に続き“トリ”を務めたのは「曲者」の異名で2005年に現役引退するまで1軍出場12年間で891安打を放ったレジェンドだった。昨季まで5年間通い続けた“庭”に帰って来た元木氏は、背番2のユニホームを着てトレードマークの笑顔をふりまきマウンドへ。捕手の小林誠司にミット目がけて豪快なフォームで投球。最後は右下に落ちていくような見事なノーバウンドの“クセ球”を披露した。

 巨人ベンチでは阿部監督や後輩たちが笑顔で拍手。最後は前日に登場したラミレス氏の?18番「ゲッツ!」を披露して球場のファンから大きな拍手と笑い声を浴びてさっそうと引き揚げた。

 元木氏は大役を終え、報道陣から100点満点か声を掛けられると「じゃあ、それでいいんじゃないですか。あ、ごめんなさい、それは原さんか(笑い)。もう一回、最初からやりましょう」と原辰徳前監督のマネ?を披露。笑顔で仕切り直した後「久しぶりにね、久しぶりというか、現役を辞めた以来ですかね。ファンの皆さんの前でグラウンドに立つのは。凄くうれしかったです。(コーチとしてはグラウンドに立っていたが)ダイヤモンドの中には入っていなかったですからね、ベンチにはいましたけど。グラウンドに立つっていうのは、なんか気持ちいいですね」と気持ち良さそうな表情で振り返った。

 また、始球式に向けてとっておきの“隠し球”を用意。その名の通りの隠し球だったが「そうそう、そう。あれね、もうちょっと日テレさんが、もうちょっと引きで撮ってほしかったわ。何やってるかわらかへんかったやん。もうちょっと引きで撮って、大谷さんのはやってるやん、戸郷もやってるし…って。わざわざ戸郷から借りてきたのに、日テレさんがアップで撮ってるもんやから、何してるか分からへんかった。すげえ中途半端やったし、映像見てバット投げているシーンやし、説明が隠し球だっていうから、ボールもちょっと隠したんやけど、全然ウケへんかった。笑いおきひんと思ってすぐボール取ったし」と苦笑い。最後は、昨日のラミレス氏がワンバウンド投球だったことをイジり「100点。投げられたから。届いたから良かった。昨日はラミちゃん、届かなかったからね」と満点の自己採点。現在タレントとしても大忙しの“エンタ―テナー”がレジェンドデー最終日に花を添えた。

 元木氏は05年に現役引退後、タレント業を主として活動していたが、19年に古巣に復帰し1軍内野守備兼打撃コーチに就任。20~22年にはヘッドコーチ、昨季は作戦兼内野守備コーチを務めた。昨年10月12日に自身の申し入れによる退任を発表。自身のSNSを更新し「5年間ジャイアンツのユニホームの袖を通して、チームのみんなと戦って来た事は本当に幸せでした」と感謝の思いをつづっていた。

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