タイガース・前田健太 わずか2球で緊急降板、右脇腹を気にする素振りも 交代を1度は拒否

2024年06月06日 09:24

野球

タイガース・前田健太 わずか2球で緊急降板、右脇腹を気にする素振りも 交代を1度は拒否
右脇腹を気にする素振りを見せるタイガース・前田健太(ロイター)
 【ア・リーグ   タイガース-レンジャーズ ( 2024年6月5日    アーリントン )】 タイガースの前田健太投手(36)が5日(日本時間6日)、敵地でのレンジャーズ戦に先発。登板直後のアクシデントで、わずか2球で降板した。
 先頭打者・セミエンに対し、初球は91マイル(約146・4キロ)の低め直球でストライク。2球目のスライダーを投じた直後、体に異変が生じた模様だ。投球後に顔をしかめ、右脇腹を気にするそぶりを見せると、ベンチからはヒンチ監督、スタッフなどがマウンドへと向かった。

 前田は監督らの見守る前で2球の投球練習を行い、首を縦に振って「行ける」のサインを示した。しかし監督は大事を取っての交代を決断。前田のグラブの中にあるボールを渡すことを要求した。責任感の強い前田はそれを1度は拒否したが、説得されて最後はボールを監督に。天を仰ぎ、顔をしかめながらスタッフとともににベンチへと戻った。

 メジャー8年目、タイガース移籍初年度となる前田は今季、この試合までで2勝2敗、防御率6・25。ウイルス性疾患で負傷者リスト(IL)入りしていたが、5月24日(同25日)のブルージェイズ戦で復帰。この試合が復帰後、3試合目の登板だった。

おすすめテーマ

2024年06月06日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム