広島・秋山 初球先頭打者弾「初球から打ちに行くという気持ちが形になった」 低調の攻撃陣を鼓舞

2024年06月06日 06:00

野球

広島・秋山 初球先頭打者弾「初球から打ちに行くという気持ちが形になった」 低調の攻撃陣を鼓舞
<広・日>ファンとタッチをかわす広島・秋山(右は森下 (撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【交流戦   広島6ー0日本ハム ( 2024年6月5日    マツダ )】 広島・秋山が前日までの5連敗中に計6得点の低調だった攻撃陣を鼓舞した。試合の主導権を握る先制弾に、貴重な追加点を呼ぶ2安打1打点。勝利に貢献し、経験豊富なリードオフマンは森下、田中と並んだお立ち台で充実感をにじませた。
 「1番打者として、勢いづける打撃を初回から見せられていなかったので、今日は良かった。(初球から打ちに)行くという気持ちが形になった」

 初回の先頭打者。日本ハム・伊藤の初球、外角直球を捉えると、打球はバックスクリーン左へ吸い込まれた。4月30日の阪神戦以来となる2号。先頭打者本塁打は現役最多の通算23本目で、山崎裕之(ロッテ、西武)を抜いて歴代単独9位となった。

 「年齢、キャリアを重ねて、本数が積み上がっているのはうれしいこと。OBの方の記録を一つこう抜いていくのも、現役にはモチベーションになる」

 僅少差の6回にも、先頭で追加点の流れを生む。2ストライクからの3球目、伊藤がクイックモーションから投じた内角直球を中前へ。この後、2安打に敵失が絡んで、2点目のホームを踏んだ。

 「いつも投手陣には苦しい点差で投げてもらっている。早く追加点を取りたいな…と」

 主力の自覚と責任感をバットで体現した36歳。新井監督は「こういう状況(連敗中)だったので、アキの先頭打者初球アーチはチームに勢いをくれたと思う」と絶賛した。

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