「天才対決」第1章は大谷翔平に軍配“怪物新人”から一発含む3打数2安打 第2章は8月か

2024年06月06日 10:43

野球

「天才対決」第1章は大谷翔平に軍配“怪物新人”から一発含む3打数2安打 第2章は8月か
3回、スキーンズ(右)から中越えに2ランを放つドジャース・大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース6-10パイレーツ ( 2024年6月5日    ピッツバーグ )】 ドジャースの大谷翔平投手(29)が5日(日本時間6日)、敵地でのパイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場した。初対決となった昨年ドラフト全体1位の最速164キロ右腕ポール・スキーンズ投手(22)から第2打席で5試合ぶりの15号を放つなど“怪物新人”からは3打数2安打。注目の「天才対決」は3打数2安打で大谷に軍配が上がった。
 注目の初対決となった初回1死の第1打席、スキーンズの1球目は、この日最速となる101・3マイル(約163キロ)を計測。二刀流の“先輩”への強烈なライバル意識が垣間見えた。

 この打席は全球100マイル(約160・9キロ)超えの直球で真っ向勝負を挑み、3球三振。“怪物新人”が圧倒した。

 ただ、二刀流でMLBで活躍し続ける“怪物”大谷も黙っていなかった。

 3回2死一塁の第2打席は、第1打席同様、100マイル超えの直球にバットが空を切り、追い込まれたが、フルカウントからの6球目、100.1マイル(約161.0キロ)を振り抜き、バックスクリーンへ15号2ラン。衝撃的な一発で第1打席の“借り”をきっちり返した。

 5回1死一塁の第3打席もカウント1-1から98・1マイル(約157・9キロ)の高め直球を右前に運び、3打数2安打。1三振は喫したものの大谷に軍配が上がった。

 スキーンズはFireballing right―hander(火の玉右腕)」と称され、高校卒業後には空軍士官学校に進学。2022年7月にルイジアナ州立大に転校し、2023年にはカレッジ・ワールドシリーズでチームを優勝に導き、昨年ドラフト全体1位でパイレーツに入団した。最速164キロを誇り、大学時代には投手と捕手の二刀流でプレーしていたことでも知られる。2人の対決は試合前から全米で注目を集めていた。

 全米が注目した「天才対決」第1章。大谷に軍配が上がったものの試合はパイレーツが制し、スキーンズが無傷の3勝目をつかんだ。

 ドジャースとパイレーツは8月にも3連戦が組まれており、2度目の直接対決の可能性がある。第2章ではどんな戦いが繰り広げられるのか。さらに注目を集めそうだ。

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