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慶大・清原Jr. 惜しくも大学侍ジャパン落選 東京六大学野球の推薦20人に選出も…中高野球経験なし

2024年06月06日 05:00

野球

慶大・清原Jr. 惜しくも大学侍ジャパン落選 東京六大学野球の推薦20人に選出も…中高野球経験なし
慶大・清原正吾 Photo By スポニチ
 全日本大学野球連盟は5日、7月に開催される「プラハ・ベースボールウィーク2024」(チェコ)などを戦う侍ジャパン大学日本代表の選考合宿(22日から、平塚)に参加する42人を発表した。
 西武、巨人などでプレーした清原和博氏の長男である慶大・正吾内野手(4年)は東京六大学野球連盟から推薦された20選手に入っていたが惜しくも選出されなかった。

 高校、大学での野球経験がない中、今春のリーグ戦では一塁手でベストナインを獲得するなど急成長した右の長距離砲。大学ジャパン監督を兼任する慶大・堀井監督は「(リーグの推薦選手に)入ったことがすばらしい。落選したことをエネルギーにしてもらえれば」と期待した。

 1メートル86、88キロの肉体には無限の可能性がつまる。今春の東京六大学野球のリーグ戦で初のレギュラーを獲得。主に「4番・一塁」で全試合出場を果たし、打率・269で本塁打はゼロながら、勝負強い打撃でチーム最多の7打点。日本最古で、最も人気のある大学野球リーグ「東京六大学野球」の春季リーグ戦で一塁手のベストナインに選出された。さらに2試合は二塁手としても出場し、ユーティリティー性もアピール。プロ入りも視野に入れる右打者は「打撃も、守備も走塁ももっと成長し、文句なしのベストナインに選ばれたい」とステップアップを誓っていた。

 異例の成長スピードだ。父の背中を追って、小3からオール麻布で野球を始めたが、中学ではバレーボール部、慶応高ではアメリカンフットボール部に所属した。ブランクを経て、慶大では硬式野球部に入部したが当初は周囲のレベルについていくことができかった。それでも「6年間野球をやっていなかったので、全体練習で僕だけミスすることもありました。6年間やっていないからって怒られない自分が許せなくて、悔しくて。何とか個人練習のところで盛り返してやろうと。同期、後輩にもプライドを捨てて吸収していこう気持ちだった」とひたむきに練習に励み、最終学年での飛躍につなげた。昨冬には進路について「目指せるならば目指したい」とプロ志望を明かしていた。


 ◇清原 正吾(きよはら・しょうご)2002年(平14)8月23日生まれ、東京都出身の21歳。小3から「オール麻布」で野球を始め、中学はバレーボール部、慶応高ではアメリカンフットボール部のタイトエンド(TE)で活躍。慶大で野球に再転向した。1メートル86、90キロ。右投げ右打ち。

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