巨人・大城卓三「2軍のスタッフの方々にも感謝したいと思います」 先発マスク復帰で決勝3ラン&4打点

2024年06月06日 22:33

野球

巨人・大城卓三「2軍のスタッフの方々にも感謝したいと思います」 先発マスク復帰で決勝3ラン&4打点
<巨・ロ>勝利を喜び合う大城卓ら巨人ナイン (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人7―4ロッテ ( 2024年6月6日    東京D )】 巨人の大城卓三捕手(31)が6日のロッテ戦(東京D)で7番に入り、4月29日のヤクルト戦(東京D)以来38日ぶり今季15度目となるスタメンマスク。2回の第1打席で先制&決勝の1号3ランを放ったのに続いて4回の第2打席でも貴重な追加点となる適時打を放ち、3打数2安打4打点と大活躍した。
 試合後、今季2勝目を挙げた井上ととともにいきなりお立ち台に上がると、スタンドの大歓声に「うれしく思いますし…はい。ファンの方からのご声援がいつもあるので、いいホームランが打てました」と感慨深げに第一声。さらなる大歓声を浴びた。

 2回の第1打席は1死一、二塁のチャンスで回ってきた。

 「チャンスでなかなか打ててなかったので。なんとか…なんとかしようと思って打席に立ちました」。

 試合前までの打撃成績は打率.179(78打数14安打)、0本塁打、4打点。得点圏では打率.130(23打数3安打)、0本塁打、4打点だった。

 気合を入れ直して入った打席。相手先発右腕・西野が1ボールから投じた2球目、高めの144キロ直球を叩いて右翼スタンドへ放り込み、「本当に久しぶりに気持ちのいいホームランが打てました」との言葉にも実感がこもる。

 2023年9月21日の阪神戦(甲子園)で代打満塁16号を放って以来259日ぶりとなる今季1号。38日ぶりスタメン捕手復帰の第1打席、今季通算29試合81打席目で待望の一発を放った24番にベンチの阿部監督もビッグスマイル。巨人ファンも「大城コール」で大喜びだった。

 昨季は134試合に出場して規定打席に到達し打率.281、16本塁打、55打点と全ての数字でキャリアハイの成績を残したが、今季は開幕から打撃不振。5月8日に出場選手登録抹消となった。

 同31日に再登録され、同日から始まった西武との3連戦(ベルーナD)では3試合連続でDHに入ってスタメン出場。1日の西武戦では、4月20日に行われた広島戦(マツダ)以来42日&27打席ぶりとなる待望の安打を放った。

 前日5日のロッテ戦では9回に代打で左翼線二塁打を放ち、4月27日DeNA戦(横浜)の中犠飛以来39日ぶりの打点をマークし、適時打は4月13日広島戦(東京D)の延長12回に代打で右中間へサヨナラ二塁打して以来53日ぶりとなった。

 苦しい時間を経てつかんだ、この日の活躍。1軍復帰後はこの日の本塁打も含めてバットを短く握って打席に臨んでいるが、「下でも、2軍の監督、コーチだったり…非常に親身になって教えてくださったので…はい。2軍のスタッフの方々にも感謝したいと思います」。

 スタンドからは帰って来た背番号24の全身に大きな拍手と歓声が降り注いだが、「チームが勝てて良かったです」と最後まで感慨深げだった。

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