“怪物新人”スキーンズ 大谷翔平との直接対決「力と力の勝負と呼んで」被弾には「脱帽しなければ」

2024年06月06日 11:41

野球

“怪物新人”スキーンズ 大谷翔平との直接対決「力と力の勝負と呼んで」被弾には「脱帽しなければ」
3回、スキーンズ(右)から中越えに2ランを放つドジャース・大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース6-10パイレーツ ( 2024年6月5日    ピッツバーグ )】 パイレーツの最速164キロを誇る大型新人右腕、ポール・スキーンズ投手(22)が5日(日本時間6日)、本拠でのドジャース戦に先発。大谷翔平投手(29)に2ランを浴びたものの5回6安打3失点で無傷の3勝目を挙げた。試合後は大谷に脱帽した。
 スキーンズは初回1死の第1打席で大谷に全球100マイル(約160・9キロ)超の直球勝負で挑み3球三振を奪った。

 ただ、3回2死一塁の第2打席は101・1マイル(約161・0キロ)を捉えられ、バックスクリーンに豪快アーチをかっ飛ばされた。この第2打席について直球勝負ではなく「力と力(big on big)の勝負と呼んで欲しい」ときっぱり。

 続けて「前の打席で何度か(速球で)彼を押し込んでいて、あそこでも適切な球を投げたと思う。彼はとてもいい選手だということ。ああいうこともある」と被弾を冷静に振り返った。

 自身も大学時代は二刀流としてプレーしただけに大谷をリスペクトしているスキーンズ。チェスのように1球ごとに心理戦を繰り広げたものの初の直接対決で一発を浴び「脱帽しなければいけない。いい選手だ。だからああいったことが起こる」と改めて大谷のすごさを肌で実感した様子だ。

 それでも強力打線を誇るドジャース相手に5回3失点、8三振を奪い「(ドジャースには)いい選手たちがいる。こういうマッチアップがあるからこそ、このゲームをプレーしているんだ。打たれたことはハッピーではないが、これもゲームの一部だ」と無傷の3勝目にうなずいた。

 「Fireballing right―hander(火の玉右腕)」と称されるスキーンズは、高校卒業後に空軍士官学校に進学。2022年7月にルイジアナ州立大に転校し、2023年にはカレッジ・ワールドシリーズでチームを優勝に導き、昨年ドラフト全体1位でパイレーツに入団した。最速164キロを誇り、大学時代には投手と捕手の二刀流でプレーしていたことでも知られる。

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